熊本不二コンクリート工業��   
 山田 敬太  （やまだ　けいた）

プロフィール

菊池市（旧泗水町）出身、昭和43年8月7日生まれの48歳。九州学院高等学校Ｓ61年度卒、帝京大学法学部中退。平成2年麻生商事�鞄�社、平成11年熊本不二コンクリート工業�鞄�社、同年常務取締役、平成15年専務取締役、現在に至る。（社）不二学園理事長、熊本県コンクリート製品協同組合理事、菊池市商工会理事、趣味は野球観戦

高品質な製品づくり目指し一層の機械化、省力化図る

　「建設現場では、作業員の高齢化と人員不足が大きな問題となっていることから、コンクリート２次製品の活躍の場はさらに拡大していくと考えています。一方で多様なニーズに応えるために、高付加価値な製品づくりが求められている」と語る山田敬太熊本不二コンクリート工業専務取締役。同社ではそうした時代のニーズを反映した新製品として「中型ブロック」を開発。重さは約１７０キロ。施工に際しては、ユニック車で吊り上げることができるため重機の手配が不要で、施工面がケンチブロックの約４倍と広いことから作業効率に優れた製品だ。「ブロックを積み重ねていくことで施工できるので、特別な技術は不要で、しかも人手もかからず、工期とコスト短縮が図れる使い勝手のいい二次製品といえます」。
　一方で工場の安全衛生に力を注ぐ同社では昨年、災害・事故ゼロを達成した。「安全意識が向上することで、作業環境の改善が進み、ひいては製品の品質アップにもつながります。安全な職場環境を維持するために、今後も安全管理の徹底に力を注ぎたい」と話す。少子化による求人難に対して同社では、限られた人材で高品質な製品づくりを実現するために、今後は工場内の機械化、省力化に向けたソフト、ハード面の充実を図っていきたい」と最後に語った。