昭和タクシー（資）   
 角谷 安宣  （かくたに　やすのぶ）

プロフィール

熊本市中央区花畑町出身。1952（昭和27）年12月19日生まれの64歳。熊本商科大学（現熊本学園大学）出身｡熊本南地区安全運転管理者等協議会会長、熊本南地区交通安全協議会副会長、熊本県警察官友の会熊本南支部副支部長。角谷キヨ子会長の長男｡趣味は登山、クレー射撃

『安全･迅速・快適』を基本理念に、地域とともに

　「顧客満足度の向上を図るべく、ニーズを見極め、必要なものは積極的に採り入れていく」ー
　県内で初めて禁煙車を導入。タクシー車両による24時間対応の運転代行事業をいち早くスタートさせるなど、様々なサービスに着手してきた。「昨年日本でも始まったモバイル決済サービス・アップルペイなどの電子決済にも前向きに対応していく」と語る角谷安宣社長は、「さらにきめ細かなサービスができるよう新たな企画を準備している」とも。事業規模の拡大路線とは一線を画し、『安全･迅速・快適』を基本理念に、利用者の視点に立った顧客第一主義を貫徹する。こうした姿勢が、固定客の多さにもつながっているようだ。
　１９５５（昭和30）年に熊本市川尻町（現南区）で創業。加勢川河畔で毎年開かれている花火大会では、商店街の活性化に向け30余年にわたり協賛を続け大会運営を支えるなど、地元への思いは熱い。また、角谷社長は交通安全功労者として数多くの栄誉を受け、県警の警察署協議会では南地区の会長職を２年務めるなど、様々な社会貢献活動も推進する。「今年で創業62周年を迎える。これまで当社を利用していただいたお客様への恩返しのとき。今後も地域とともに歩んでいきたい」と熱っぽく語る。