Leaders 2019熊本のトップ群像

鞄。木運送  
 藤木 清康  (ふじき きよやす)

  社長
右から4人目が藤木清康社長。菊池市の本社スタッフと
右から4人目が藤木清康社長。菊池市の本社スタッフと
プロフィール
1982(昭和57)年2月9日生まれの37歳。菊池市泗水町出身。菊池高校―専門学校東京スクール・オブ・ビジネスを卒業後、大分・熊本両県の運送会社勤務を経て、2007(平成19)年8月(株)藤木運送に入社。12年8月常務、18年2月代表取締役社長に就任した。関連の(株)FJKコーポレーション社長を兼務。趣味はゴルフ
福岡・箱崎に新拠点構想、通関業務の体制強化へ
昨年2月に3代目代表に就任した藤木清康社長。フェリーを利用した海陸一貫輸送を通し一般貨物の搬送エリアを従来の関西圏から関東圏まで広げようと、10月に北九州営業所を開設した。本社からほど近い菊池農業高校北側には約6600uの土地を取得しており、来年7、8月頃をめどに保管倉庫(営業倉庫)を新設予定。新規需要の開拓を加速させる構えだ。 
トレーラーヘッド50台超、トレーラーシャーシ(台車)約100台と県内有数の保有台数を誇る。藤木社長は「一般商社との取引が順調に伸びている。国際物流の担い手として、貿易関連のコンテナ輸送業務にさらに注力する」とし、福岡営業所通関事業部の機能強化を画策。2、3年のうちに福岡の箱崎・アイランドシティに新たな拠点を設け同県内の2事業所を集約するなど、通関業務の効率化と輸出入貿易貨物の取扱量増大に備え体制を整備する。
04年に全日本トラック協会から「安全性優良事業所認定」、08年には交通エコロジー・モビリティ財団から「グリーン経営認証」を取得し、輸送業務の安全確保や環境保全に継続して取り組んできた。17年に「ブライト企業」、今年1月には「よかボス企業」の認定を熊本県から受けるなど、労働環境の整備、子育て支援などにも力を入れている。「運送事業を通して企業の社会的責任を果たすとともに、地元からの雇用を最優先に採用活動を行うなど地域への貢献にも尽力していきたい。
〒861-1201 菊池市泗水町吉富2885-1 TEL0968(38)2509 FAX0968(38)3723 http://www.fujiki-unsou.co.jp/
創業/1962年12月 設立/1970年4月 資本金/2,100万円 事業内容/一般貨物自動車運送事業、海上コンテナ輸送、通関業、コンテナ販売、整備業、派遣業ほか 役員/代表取締役会長:藤木徳昭 代表取締役社長:藤木清康 取締役:藤木小百合 従業員数/約120人(2019年1月末現在) 保有車両/120台 営業拠点/福岡営業所:福岡県糟屋郡篠栗町田中332-1、福岡営業所通関事業部:福岡市博多区築港本町6-1  福岡印刷会館403、八代営業所:八代市郡築七番町3、北九州営業所:北九州市門司区新門司1-6-1 関連会社/(株)FJKコーポレーション(トラック・乗用車の板金塗装、コンテナ改造・販売ほか)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2019年2月28日発行分)の掲載内容です。