Leaders 2019熊本のトップ群像

平田機工  
 平田 雄一郎  (ひらた ゆういちろう)

  社長
プロフィール
1961(昭和36)年8月23日生まれの57歳。89年平田機工鞄社。米国など海外拠点勤務等を経て、2011年4月から現職。15年から熊本県工業連合会常務理事も務める。
熊本をアピール、24時間稼働のIoT工場に
 2020年の完成に向けて着々と工事が進む平田機工鰍フ工場と本社棟から成る新本社工場、「世界中から熊本を訪れる超一流のお客様に、熊本をアピールしたい」という平田社長の想いが込められている。完成すれば、外壁のアーキスキンには崇城大学芸術学部教授の中村賢次氏によって描かれた阿蘇山、熊本城、天草五橋、肥後六花の全長200mにおよぶ巨大壁画が姿を現す予定だ。
 「工場と本社機能が一体となり、経営と現場が近くなるメリットは大きい。さらなる生産性向上につなげていきたい」と平田社長は話す。新工場棟には、自社製の新型工作機械を導入し、24時間自動で稼働するIoT工場を構築する。また、新本社棟の屋上にはおもてなしのス
ペースとして茶室や、社員も使用できるカフェテラスなども計画。福利厚生面では、社員の健康管理やストレス発散を目的にスポーツジムを設けるなど、働く環境整備の充実にも期待が高まる。
 「世界のお客様に選ばれるオンリーワンの生産設備システムインテグレーター」を目指す平田機工。売上高1千億円を目標に、自社モーターの開発やM&Aなども視野に入れた事業展開が楽しみだ。
 前向きなビジネス文化を育み、熊本を盛り上げていきたいという平田社長、「ロアッソ熊本をしっかり応援し、来年のJ2復帰を目指してサポートしていきたい」と地域への変わらぬ熱意を見せる。
〒861-0198 熊本市北区植木町一木111番地 TEL096(272)0555 FAX096(272)7901
設立/1951(昭和26)年12月29日 資本金/26億3396万円 事業内容/各種生産システム、産業用ロボットおよび物流関連機器等の製造ならびに販売 売上/941億63百万円(2018年3月期) 従業員数/2244人(連結・18年9月末時点) 国内事業所/本社/熊本工場、東工場、楠野工場、七城工場、関東工場(栃木県)、関西工場(滋賀県)、東京オフィス 関連会社/タイヘイテクノス梶A潟gリニティ、ヒラタフィールドエンジニアリング鰍ルか、海外に9社(アメリカ、メキシコ、ドイツ、シンガポール、タイ、マレーシア、中国2社、台湾)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2019年2月28日発行分)の掲載内容です。