ユーミーコーポレーション��  
 弓場 昭大  （ゆみば　あきひろ）

プロフィール

1971年2月10日生まれの49歳。鹿児島市出身、都城高専3年修了。91年4月弓場建設(株)に入社し、主任、係長から専務に至るまで各役職を歴任。賃貸マンション事業のノウハウやＦＣ加盟社への経営支援などの経験を生かし、2000年4月にユーミーマンショングループのシンクタンク・(株)ユーミー未来研究所（当時）を設立以来、ブランド価値を高める活動にも注力する。会社創立50周年を機に、12年4月弓場建設(株)の社長に就任し、17年11月ユーミーコーポレーション(株)に社名変更した。趣味はゴルフとダーツ、ジェットスキー

創業60周年、さらなる体質強化に意欲

ＲＣ造の賃貸マンション建築にこだわり、強固な構造で安全・安心な居住空間を提供するユーミーコーポレーション(株)。建物本体をシンプルに規格化し、建築コストを抑えることで低家賃を実現。平均入居率が約97％（２０１９年４月時点）と高水準を維持するなど、入居者から高い支持を得ている。
少子化の影響などもあり、賃貸市場の先行きは楽観できない。「シェア拡大のためにはサービスの充実が必須」とし、差別化の重要性を説く。熊本で毎年開催する映画上映会や、延べ２万人を超える入居者を招待してきた鹿児島の納涼イベントなど、入居者サービスの取り組みは枚挙にいとまがない。昨年末には、入居者の来客対応などで空き駐車場を利活用するパーキングシェアサービスを導入し、２月１日の鹿児島を皮切りに、サービスのエリア拡大を計画。入居者以外にも対象を広げた全国キャンペーンを展開するなど、ユーミーブランドの認知度向上に心血を注ぐ。
１９８６年にユーミーマンションのＦＣ事業をスタートして以降、全国で施工実績を築いてきた。加盟社数は62社、ＦＣ拠点数は68エリア（２０２０年１月現在）を数えるが、「独自の営業戦略とノウハウを武器に、ＦＣ事業のさらなる拡充に注力していく」と意欲的。創業60周年の節目の年。業務の効率化や利益率の向上など、グループ全体の体質強化に向けた新たな挑戦が始まる