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潟eクノクリエイティブ  
 三嶋 一秀  (みしま かずひで)

  社長
プロフィール
熊本市中央区水前寺出身、1954(昭和29)年6月17日生まれ66歳。九州産業大学造形短期大学部卒。88年椛麹プラント設立、99年潟eクノクリエイティブを設立、2016年持ち株会社の鰹シ濤を設立。20年10月に事業承継を早い段階で進め事業のさらなる発展を追求しようと総合プラントを退任し、現在はテクノクリエイティブの発展のために取り組む。趣味はゴルフ、釣り。座右の銘は「泰然自若」
新体制始動、夢を持ち成長続ける総合エンジニアリング企業
 システム開発、ITシステム運用・保守、製造請負や技術者派遣などを行う潟eクノクリエイティブ。IT企業の目覚ましい発展に着目した三嶋社長が「技術系に特化した会社をつくりたい」と創業し今年で22年。三嶋社長は昨年10月、さらなる事業拡大を目的に、これまで兼務してきた総合プラントの社長を退任し、新体制を始動。「今後もベンチャー企業という気持ちで常に挑戦を続け、事業の発展に努めたい」と意気込む。
 東京・大阪・名古屋など8拠点に営業拠点を構え、IT技術者と製造技術者ら約1千人が多種多様な分野で活躍する同社。新型コロナの影響は大きく、一時は100人程度の待機社員が出た時期もあった。しかしテレワークの浸透などもあり業績は徐々に回復。熊本・福岡においてはコロナ禍にも関わらず、輸送用機器、半導体製造装置メーカーなどから派遣や請負の依頼が増加し、前年比の売上高を上回る勢いだ。今後さらに需要は高まる見込みで、これまで同様、人材育成に注力し、卓越した技術者集団として顧客のニーズに応えていく。
 昨年は今後の業務増を見越し、本社の開発センターを約2倍に拡張。九州4拠点の開発センターでは技術の集積が進み、スケジュール管理アプリなど3商品をリリースするなど、自社製品開発にも積極的だ。IT・製造分野にかかる総合エンジニアリング企業として全社員が夢〞と情熱〞を持ち、成長を続ける同社の新展開が楽しみだ。
〒862-0954 熊本市中央区神水2丁目9-1 TECHNO-CREATIVEビル TEL096(386)2360 https://www.techno-creative.co.jp/
設立/1999年9月 資本金/5千万円 事業内容/総合エンジニアリング事業(システムインテグレーション事業、フィールドサービス事業、エンジニアリング事業、教育事業、労働者派遣事業、人材紹介事業) 従業員数/1,000人 出先/東京支社、名古屋営業所、大阪営業所、福岡営業所・福岡開発センター、北九州営業所・北九州開発センター、久留米営業所、大分営業所・大分開発センター グループ会社/椛麹プラント、鰹シ濤
※この記事内容はくまもと経済3月号(2021年2月28日発行分)の掲載内容です。