岱明運輸��  
 福田　洋  （ふくだ　ひろし）

プロフィール

玉名市岱明町出身。1976年10月4日生まれ、44歳。東海大学付属第二高校-九州東海大学卒。2006年岱明運輸入社、常務を経て12年社長。2015年玉名青年会議所理事長。その他、玉名大俵まつり実行委員長、（公社）熊本県トラック協会副会長など公職多数。趣味は車とバイク

「変化力」テーマに、5年後を見据えた企業づくり

　「変化力」。昨年創業60周年を迎えた岱明運輸における２０２１年の経営テーマだ。近年はドライバーや車両台数を大幅に増やしながら事業スピードを加速しており、主力の運輸業では九州をはじめ関東・関西への長距離輸送にも対応。また、県北最大級の物流拠点「新玉名倉庫」を開業した２０１７年には倉庫業に本格参入し、今後は顧客からの需要増を受け、２万４千�uの広大な自社所有地内に約４千�uの新たな倉庫建設を計画中だ。
　一方、業容拡大に合わせ、５年後を見据えた内部体制の強化にも着手している同社。「今年は社内に人事考課を導入した。成長の仕組みを見える化し、社員のやりがいや達成感につなげたい。同時に業務効率化を狙い、経理や財務管理にクラウドシステムを導入するなど、企業のデジタル化対応も確実に推進していく」。福田社長はこう説明する。採用活動に関しては「これまでの中途だけでなく、今後は新卒採用も始める予定」という。また、福田社長は熊本県トラック協会の副会長として若手の労働力確保に向けた事業をリードするなど、運輸業界の未来を切り拓く社会活動にも注力している。
　時代を捉えた��変化力�≠�業績躍進の原動力とし、１００年企業への基盤づくりを着々と進める岱明運輸。今年も成長軌道を走り続ける同社の動きを追っていきたい。