西邦電気工事��  
 松島　昭治  （まつしま　しょうじ）

プロフィール

熊本市出身、1955（昭和30）年3月22日生まれの65歳。東海大学付属第二高校-九州東海大学卒。78年西邦電気工事（甲佐営業所）入社。同営業所で現場や事務員を経て、2005年営業所長。08年取締役、16年から現職。趣味はゴルフ

創業75年、次世代へ技術力の継承を

　戦後間もない１９４６年の創業から今年で75周年を迎える西邦電気工事�梶B本社および県下４営業所体制で電気・通信・管・水道・配電工事を通し、顧客に最適なインフラ環境を提供している。「倦まず弛まず、立ち止まらずをモットーに事業を展開する中で今年ブライト企業にも認定された。今後も働きやすい労働環境を構築し、より良い企業づくりを目指す」。松島社長は笑顔で語る。
　近年は次世代を担う人材の確保・育成を通じた組織の若返りを経営の最重要課題と位置付け、採用活動に注力。今年４月には工業専門学校卒や高校卒、任期自衛官の７人が入社を予定しており、今年度は中途３人を含め10人を採用予定。また来年度に向けて、大学生の採用に力を入れるという。松島社長は「一昨年には人事考課制度を導入した。福利厚生の充実や働き方改革も進めており、社員が家族との時間を過ごすためにもっと休暇を取得できる環境を作っていきたい」と話す。また、会社の持続的な成長に向けては「現場力の強化が不可欠。そして、次の世代へ技術力を継承していくことが私の使命だ」と明確なビジョンを描いている。
　「電気をつなぐ、未来につなぐ」を企業テーマに熊本で「西邦」ブランドを築き上げてきた同社。地域のライフラインを支えながら１００年企業への基盤づくりを進めていく同社の動きに今後も注目していきたい。