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マルキン食品  
 𠮷良扶佐子  (きらふさこ)

  社長
プロフィール
1966年8月生まれ、熊本市出身。フロリダ大学ビジネスファイナンス専攻。米国AT&T社でマーケティング担当マネージャー。2012年11月、マルキン食品経営企画室長、2016年4月同社常務取締役就任、2016年10月から現職
アジア、北米市場を視野に事業を展開したい
新社屋建設を機に、2年前からフリーアドレスの導入、社内通達用書類のPDF化、無線LAN導入など、時代に対応した業務効率化を図ってきたマルキン食品の𠮷良社長。コロナ禍の中、IT化、デジタル化の取り組みが、テレワーク、オンラインによる社員同士でのコミュニケーションを図る上で大いに役立ったという。「場所に縛られず、ネット環境があればどこでも仕事ができるフリーアドレスの環境に多くの社員がなじんでいたこ
とから、テレワークやテレビ会議といった新たな業務のシステムにもスムーズに移行できたと思う」。採用面でもオンラインシステムを使った面接、動画配信サイトを活用するなど、これまでの経験を活かせたことで、採用計画への影響はほとんどなかったと話す。
 昨年11月、健康志向の通販向けレトルト・フリーズドライ商品を製造販売する同社グループ企業鰍a-GENKIから、こんにゃく、納豆を原料とした新商品6種類が発売された。いずれも現代のライフスタイルにマッチした、健康に配慮した商品となっている。今後の事業展開について𠮷良社長は「日本の食文化に対する海外での評価は高く、特に健康的なイメージが強いので、競合が少なく、市場開拓が見込めるアジア市場、さらに北米市場も視野に事業を展開していきたい」と語った。
〒860-0823 熊本市中央区世安町380 TEL096(325)3232
創業/1915(大正4年)3月 設立/1962(昭和37)年4月 資本金/5,000万円 事業内容/食品製造および販売(納豆、豆腐、こんにゃく、ところてん、穀粉な
ど) グループ従業員数/360人(2020年3月期) 営業拠点/熊本、福岡、広島、駐在所(近畿、南九州他) 物流センター/嘉島 工場/阿蘇、松橋、宇土 関連
会社/九州大豆食品株式会社、械-GENKI 役員/代表取締役社長・𠮷良扶佐子 常務取締役・嶋村公明 取締役営業本部長・松川宣弘 取締役生産統括・松
永政広 取締役経営企画室長・堀田耕一 執行役員物流部長・四方田涼二 監査役・𠮷良啓子
※この記事内容はくまもと経済3月号(2021年2月28日発行分)の掲載内容です。