�鰍ｦがお  
 北野　忠男  （きたの　ただお）

プロフィール

熊本市出身、1962（昭和37）年12月11日生まれ57歳。89年8月にロフティを創業。2008年�鰍ｦがおに社名変更。2014年12月に新社屋完成・本社移転

熊本を日本一健康に

　新型コロナウイルスの影響で健康志向が高まる中、「健康を提供する企業」として自社事業の使命感を新たにしている�鰍ｦがお。コロナ禍は「人財」と位置付け人間力をブラッシュアップしてきた従業員の危機管理意識の高さを再認識する機会ともなった。医療用ガウンの代用品として熊本城マラソンの防寒・防風用ポンチョを提供するなど医療従事者をサポート。さらに販路が減少した障がい者支援施設で作ったパンなどを社内販売して支えた。昨年7月の豪雨災害ではいち早く必要な時に必要な支援をという思いから、同社独自で直接被災地へ物資を届けると共に、土日を活用し、ボランティア活動にも積極的に参加。「高い人間性と社会貢献」を目指す人財育成の成果が同社の企業風土に着実に根付いている。
　「健康をお届けする企業として、まずは足元から」と創業当初から社員の健康づくりに取り組んできた同社は昨年、社内に健康経営推進委員会を立ち上げ、 健康管理最高責任者（CHO）に北野晶常務が就任。社内の健康管理を経営的な視点で考え、「健康経営」をより戦略的に推進。昨年8月には 「くまもと健康企業会」の発足に参画した。健康経営の普及発展を目指す取り組みは、「熊本を日本一健康にしたい」という北野社長の念願とも重なる。
　お客様の健康ニーズに応えうる、喜ばれる高品質な商品の開発や研究にも注力する同社。北野社長は「人生100年時代と言われる今、いかに健康寿命を延ばしていくかが大切。高品質な商品をお届けすることはもちろん、お客様にとって価値ある健康情報を発信し続け、お客様の人生に寄り添う企業を目指していきたい」と意欲を見せる。