ネイチャー生活倶楽部  
 冨田祐次郎　垂見和子  （トミタ　ユウジロウ　タルミ　カズコ）

プロフィール

熊本市出身。1957年12月7日生まれ。大卒。ハウスメーカーから、2007年ネイチャー生活倶楽部監査役を経て、2015年代表取締役に就任

菊池市隈府出身。1956年3月2日生まれ。熊本県立女子大学文学部卒（現熊本県立大学）。1996年8月�潟lイチャー生活倶楽部設立。ビスネット主催、消費生活アドバ
イザー、「なっとく！企業」認定。趣味は三味線

“食べれる原料”だけで「歯みがき」を商品化

　「��毎日口に入れる歯ミガキ粉、子
供も使うし、気になる…。〞全国から
集まった声を徹底的に調べてみると、
なんと私たちが気になる、洗剤と同
じ洗浄剤『ラウリル硫酸Na』が使わ
れている
!!
フッ素や研磨剤、殺菌剤な
ども心配。これはもう自分たちで創
るしかない、と動き始めたんです」
　足かけ
15
年、ついに完成！２月１日
より「歯みがき」を商品化。食べられる
原料だけでの開発自体難しい中、同
社の原料・品質基準をなんとかクリ
アし、安全性の高い製品化に成功。
　ブラッシングを妨げる、過度な泡立
ちを抑えるために、口の中でまんべん
なく広がる独自のジェルを実現。モニ
ターの声も、これなら子供も高齢者
も介護にも安心、心地良く磨けて食
べ物の味も変わらないなど…
90
点以
上の合格点に達したという。「私たち
も熊本地震を経験し、口の細菌は万
病の元。口腔ケアの重要性をさらに
実感しただけに、この歯みがきを広げ
ていきたい」と意気込む。
　「SDGｓ（持続可能な開発目標）
は、元来、私たちの活動のベース」と
17
の目標の中でも「つくる責任・つかう
責任」には特に力を入れている。脱炭
素社会の中で、バイオマス１００%容
器への切り替えも進めるなど、リサイ
クルの在り方を徹底追究。それを全
国の会員の方と情報を交換する会報
誌などを通じ発信し、啓発活動を続
けている。