熊本信用金庫  
 井星 伸一理事長  （いぼししんいち）

プロフィール

熊本市出身、1957（昭和32）年11月18日生まれ、63歳、県立濟々黌高校−慶應義塾大学経済学部卒。80（昭和55）年4月入庫、2009（平成21）年6月本店営業部長、11月業務推進部長、11年10月融資審査部長、12年6月常勤理事融資審査部長、16年6月常務理事融資部長、18年3月同事務部長、20（令和2）年6月理事長就任。趣味は読書、海
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コンサル力強化に注力、伴走支援で地域活性化へ

　熊本都市圏に16店舗を展開する熊本信用金庫。昨年６月に理事長に就任した井星伸一理事長は「コロナ、人口減少など経済を取り巻く環境は厳しい状況だが、経営課題に的確な解決方法を提案する伴走支援で地域経済の活性化を目指す」と方針を語る。
　猛威を振るっている感染症の影響で昨年の３月から相談や融資依頼が殺到。同金庫では速やかに資金供給へ対応し、事業継続支援に奔走してきた。また同金庫では資金繰り支援のほか、コロナ収束後の売り上げ拡大を見据えた付加価値の高いサービス提供に注力している。補助金、助成金などの中小企業支援策一覧の提供、県産業支援財団に置く「県よろず支援拠点」と連携した個別相談会、クラウドファンディングの活用など販路開拓や資金調達など幅広く事業者を支援。そのほか本店隣接の「くましんビジネスサポートプラザ」では創業・資金調達相談、事業計画策定、ビジネスマッチングを行うなど起業家の夢をワンストップでサポートし地域経済活性化へつなげていきたい考えだ。
　井星理事長は「これからの時代は多面的なアドバイスで経営支援を行っていくことが重要。さらに職員のコンサルティング力強化を図り、信用金庫の３つのビジョン『中小企業の健全な発展』『豊かな国民生活の実現』『地域社会繁栄への奉仕』を実現させていく」と語り、これからも中小企業や小規模事業者と共存共栄のため、ともに歩みを進めていく。

創業/1923（大正12）年8月　業務内容/信用金庫業務　出資金/10億円　預金残高/1,743億円　貸出金残高/1,009億円　役職員数/184人（20年12月末現在）　役員/会長・品川良照　理事長・井星伸一　常務理事・橋本雅彦　常勤理事・吉村敏幸、真子秀樹、�M�ｱ宏紀　常勤監事・桑原昭彦