Leaders 2022熊本のトップ群像

潟}ルホ  
 本田司  (ほんだ つかさ)

  社長
下下段 本田司社長、上段左から本田純也副社長、本田哲大副社長
下下段 本田司社長、上段左から本田純也副社長、本田哲大副社長
プロフィール
熊本市出身、1951(昭和26)年11月8日生まれの70歳。東海大学工学部経営工学部卒。72年水産食品加工の老舗「丸福」(東京都)入社後、築地での広域販売を経験し、74年4月1日マルホ鯨入社、80年取締役、88年常務取締役、92年社長就任。座右の銘は「疾風に勁草をる」。趣味は鳩飼育、麻雀、バスケットボール観戦
次世代への「新たな基盤づくり
1919(大正8)年の創業から103年目、鯨加工メーカーとして鯨食文化を支えている潟}ルホ。 2010年に熊本市内の水産加工企業では初取得となった(一社)大日本水産会【現(一社)日本食品認定機構】認定のHACCPにより、今日まで高い次元で磨き上げてきた世界最高水準の危害分析を用いたより安全な高品質保持技術を基に、新製品開発に励み、更なるくじらの需要喚起を図る。同時に消費者の健康維持促進を図り、SDGsにも積極的に取り組んでいく。 生協やスーパーにおいてニーズが高まる「ミールキット商品」開発でも、
水産品を中心に事業拡大を図る。 安全な社会活動を再開したい思いの下、食品添加物の国際特許を持つメーカーと提携し、東京・北京オリンピックで採用された「殺菌水販売」の新事業にチャレンジする。
 熊本出身である藤田八束博士の指導の下、食中毒やコロナなど感染症拡大防止に効果的な「夢のような殺菌水」に出会えたことで、マルホは専門工場での製造加工計画を進め、新たに強力な販売提携先を求める。
 これからは後継者の育成を図ると共に、熊本ヴォルターズの支援による地域スポーツ振興への取り組み、就労
継続支援B型施設「自立の店ひまわりパン工房」の支援など、社会貢献重視の路線へも舵を取る。
〒860-0057 熊本市西区八島町1005番地 TEL096(355)6351 FAX096(356)4149
http://www.e-kuzira.com
創業/1919(大正8)年 設立/1951(昭和26)年9月 資本金/2000万円 売上高/7.3億円(70期実績) 事業内容/鯨及び魚介類の加工販売  
従業員数/47人 
※この記事内容はくまもと経済3月号(2022年2月28日発行分)の掲載内容です。