トップ Leaders 熊本のトップ群像 竃セ和不動産
Leaders 2007熊本のトップ群像

竃セ和不動産  
 川口 雄一郎  (かわぐち ゆういちろう)

  社長
プロフィール
昭和27年8月29日、熊本市薬園町生まれ、54歳。熊本商科大学(現熊本学園大学)付属高校卒。49年(株)文明建設入社。56年明和不動産を創業。(社)全国賃貸住宅経営協会(専務理事・熊本県支部長)、(財)日本賃貸住宅管理協会(理事・保証制度運営部会長)、全国賃貸管理ビジネス協会(理事・副会長・新商品新事業開発委員長・九州支部長)、全国賃貸管理業共済会(理事・運営委員)、日本住宅設備共済会(理事長)、アパマンショップ・ネットワーク(相談役・九州地区代表世話人)
立ち位置は、逃げず、偽らず、正攻法
 この人を抜きに熊本の不動産ビジネスは語れない、と言っても過言ではない。
 業界中央団体での活動を通じ獲得した最先端のノウハウと、全国の不動産業界に広げた人的ネットワークを背景に、時には「スーパー・サブリース(収益分配型一括借上げ長期保証システム)」や入居者の自殺などによる賃貸住宅経営の損失を共済方式で保証する「オーナー共済」など自ら考案したビジネスモデルで、時には、辛島町に賑わいを取り戻そうとしている大型マンション開発のように、県外企業とのアライアンスで、熊本の不動産ビジネスに新たなページを書き加えてきた。
 その事業展開は一見派手なようにも映るが、川口社長に言わせれば、「家主さんの収入の確保、入居者に喜ばれる居住のあり方を、逃げず、偽らず、正攻法で考え続けてきた結果」なのである。とは言うものの、“川口流の正攻法”が生み出す同社の事業展開は、地場不動産業界に前例を見ない先進的なものであることが多い。
 一例を挙げればネット化・IT化への対応。川口さんは既に10年ほど前には、「インターネット抜きに不動産ビジネスは成立しなくなる」と語っていた。5月、同社は全店舗に「AOS」と呼ぶ不動産業務システムを導入する。紙幅の関係で詳しく紹介できないが、全国900の不動産店舗がLANで繋がり、店頭業務の効率化と集客強化を図る。このシステムにも川口さんが構築した業務ノウハウが生かされている。賃貸住宅経営者へのホームページによる情報提供システム「オーナーズウェブ」も注目される。今夏には賃貸管理契約先の確定申告時の「収支明細書」出力を可能にし、順次、所有物件の各種管理情報や不動産投資情報などへ提供内容を拡大する。この「オーナーズウェブ」に関しては、ビジネスモデル特許を申請中で商標登録は取得済み。川口社長が進めるネット戦略は、当然、不動産オーナーと入居者の会員化を可能にする。そのインパクトは大きい。
 「オーナーの『なぜ?』に答えられない不動産会社は、恐らく生き残れません。当社は、“答え”“応える”道を坦々と進むのみです」。やはり、熊本の不動産ビジネスでは、この人から目が離せない。
〒860-0804 熊本市辛島町4-35 ラ・シック辛島 TEL096(322)5555(代) http://www.meiwa-f.com
創業/昭和56年4月 設立/昭和61年4月 資本金/7160万円 事業内容/不動産運用コンサルティング、不動産賃貸管理・斡旋・売買 売上高/24億1000万円(平成18年5月期)役員/代表取締役社長 川口雄一郎、専務 宮崎隆一、常務 平塚清人、取締役 川口圭介、監査役 牧野健祐 従業員数/153人 支店等/大江店・子飼店・下通店・平成店・県庁東店・藤崎店・光の森店(アパマンショップ直営店)グループ会社/竃セ和アシュランス、竃セ和プランニング、竃セ和エステートリース、竃セ和ファンド、滑ヌ理センター 関連会社/潟Aパマンショップホールディングス、日本管理センター梶iJPMC)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2007年2月28日発行分)の掲載内容です。