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 岩永 一宏  （いわなが　かずひろ）

プロフィール

熊本市出身、1964（昭和39）年9月6日生まれ、41歳。済々黌高校―日本大学生産工学部建築学科卒、01年代表取締役副社長、03年11月代表取締役社長。座右の銘は「即行即止」。愛読書「くまもと経済」。

長年培ってきた技術、ノウハウを生かし新規事業へ

　明治43年に創業し、公共工事や建築の分野で数多くの実績をつくってきた岩永組。 
　「建設業全体の市場は確実に小さくなっているが、その中でも、会社や社員が長い間培ってきた技術・ノウハウを最大限生かしお客様と一緒に感動できるものを作っていきたい」と話す地場大手ゼネコンの岩永一宏社長。建築の分野では、機能性を重視しながらも「自然」を生かした技術で緑と調和する画期的な街並みを創造してきた。熊本城本丸御殿や熊本県歯科医師会館など県内の代表的な建築物を手掛ける。
 　一方で、新規事業への取り組みにも積極的で、昨年から始めた建築家との家作りをプロデュースするＡＳＪ事業はその一つ。大阪市に本社を置くＡＳＪ�梶i渡辺嘉伸社長）と提携しＡＳＪ熊本スタジオを本社内に開設した。３月25、26日には２回目となる「未来をのぞく住宅展」を県立劇場にて開催する。同社が窓口となり、建築家と顧客、施工を担当する同社が、共通の目的意識を持ち、共に作り上げるシステムに魅力を感じ、提携を決めた。 
　「お客様」と「現場」を第一に堅実経営を実践してきた岩永社長。創業以来追い求めているものはお客様の「夢と信頼」をかたちにすること。それはこれからも変わることはない。