白鷺電気工業��  
 沼田 吉輝  （ぬまた　よしてる）

プロフィール

八代郡氷川町出身、1949年２月１日生まれの57歳。日本大学経済学部卒。1973年同社入社、85年常務取締役、92年４月に社長に就任。趣味はトレッキング。座右の銘は「敬天愛人」。

電気・電力、情報通信の環境整備を推進へ

　１９４７（昭和22）年の創業以来、現代社会を支える電気・電力、情報通信のさまざまなインフラの整備工事を行い、技術の構築を図ってきた。しかし「昨今、景気は上向きにあるといわれてるが、採算ベースは厳しく利益確保は難しくなっている」と現状を語る。そのために「電気設備の保守、メンテナンス工事を積極的に受注するため、制御技術や系統保護システムなど当社固有の技術をどれだけ提案できるかがカギ」と打開策を打ち明ける。 　これまで九州電力の仕事が大半を占めていたが、設備投資の兼ね合いで工事量は変動。「工事量の増減はあるものの、九州電力様と共に築いた電力の総合技術をさらに発展させることが使命。また、経年を迎える設備に対しては、これまで培ってきた発変電、送電工事の技術を基盤にしっかり応えていきたい」と話す。 　昨年は、実績を評価され今年４月完成予定の富士写真フィルムの工場の電気工事関係も新規に受注した。「昨年７月から始めた24時間レスキューサービスをアピールしたのも大きかったのでは」と明るく話す。事業の方針として『ＳＥＥＳ（シーズ）』（しらさぎ電気エネルギー総合システム）を掲げ、お客の現状に合った電気・電力、情報通信の環境整備の推進を目指している。