トップ Leaders 熊本のトップ群像 潟Wョー・スマイル
Leaders 2009熊本のトップ群像

潟Wョー・スマイル  
 前川 浩幸  (まえかわ ひろゆき)

  社長
今年1月にリニューアルオープンしたヘルシーキッチン開第二空港通店で
今年1月にリニューアルオープンしたヘルシーキッチン開第二空港通店で
プロフィール
阿蘇市(旧阿蘇郡一の宮町)出身、1960(昭和35)年9月14日生まれの48歳。熊本商科大学卒業後、潟jコニコ堂入社。95年潟Wョー・スマイル取締役営業本部長、97年常務、99年4月から代表取締役社長。趣味は、読書、映画。
地域社会とともに発展する大学を目指す
 食の安全を揺るがす事件や飲酒運転の罰則強化を含めた6月の道路交通法の改正を控え、飲食業界を取り巻く環境は依然逆風下に置かれている。こうした中、熊本、福岡で消費者の嗜好やニーズに対応した多業種の飲食店を展開している同社は、「人も店も見直す時」と位置づけ、既存店の業態変更を含めた店舗の再構築と、職人としての創意工夫や接客面でお客様への気配り、もてなしの心を大切にした人材育成に力を注いでいる。
 「今は一店舗ごとに磨きをかけ、店のポリシーに合った人づくりを進めている」と前川社長。店づくりに関しては、店舗構成が中間層に集中してきたことを踏まえ、良質で付加価値の高い店舗から低価格路線まで、幅広い客層に対応した店づくりを再構築。その戦略の一環として、市街地を中心に出店していた居酒屋「村一番」を昨秋から郊外型店舗として相次ぎ出店している。「村一番のブランドカとフードを強化したメニュー構成で、郊外型店舗は好調に推移している。今後もターゲットを明確に分け、各層に満足して頂ける食事やサービスを提供する専門化を、より一層進めていく」と話す。さらに、今年1月に和食に特化したレストランとしてリニューアルした「ヘルシーキッチン開第二空港通店」の店内には、総菜を中心としたショーケースを設け外販を始めるなど、総菜や仕出し、鉢盛料理、低価格の弁当など待ち帰り分野を新たな経営の柱に育てている。
 「当社の強みである多業態の専門店づくりに加え、明確なコンセプトを打ち出した店づくりと、総菜や仕出し、弁当などの外販部門、そして、それをもてなす人の力で厳しい時代を切り開きたい」と前川社長。将来の50店舗体制を見据え、新たな挑戦が続く。
〒860−0807 熊本市下通1−4−9 TEL096(356)2482 http://www.johsmile.co.jp
設立/1993(平成5)年2月 資本金/9,000万円 売上高/18億円(20年3月期決算)事業内容/飲食業 従業員数/正社員70人、パート、バイト270人 店舗/ひゃくしょう茶屋、村一番、うまか五右衛門、麦うさぎ、ゆめ畑、花ほたる、こもれび家、焼鳥平蔵、伊達祭、ヘルシーキッチン開、安笑、元気にドント!!、城南太郎など全25店舗
※この記事内容はくまもと経済3月号(2009年2月28日発行分)の掲載内容です。