白鷺電気工業��  
 沼田　吉輝  （ぬまた　よしてる）

プロフィール

八代郡氷川町出身、1949（昭和24）年2月2日生まれの60歳。日本大学経済学部卒。1973年同社入社、85年常務取締役、92年4月に社長に就任、今年で17年目を迎える。趣味はトレッキング。座右の銘は「敬天愛人」。

『幸福度Ｎ０．1企業』を目指して

　「�@企業価値の創造と技術サービスの向上を通して信用を高め、信用第一に徹する�A社員が働きがいを感じる“幸福度ＮＯ.１企業”を目指す」を経営理念に掲げてスタートした「チャレンジバリュー23」。５ヵ年の中期経営計画も今年７月から３年目に入る。「九州電力様の需要増への対応や設備の高経年化対策などを中心として、マニュフェスト的には順調にクリアできています」と経過を報告。
　ソフト面では社員が安心して無理なく働いてもらうため、新たな試みとして国が認証する労働安全衛生マネジメントの取得を目指しているという。「『品質』と『環境』面の国際基準はクリアしていますので、これに『安全』が加われば３本柱が揃います。そうなれば『信用と信頼』にも結びつくと考え、取り組んでいます」と意気軒昂に語る。
　また、一昨年の創業60周年からは、社会貢献も含めたＣＳＲ（環境経営）活動にも、さらに積極的に取り組んでいる。昨年４月には西原村で水源涵養林の植樹を行ったり、自社ビルの屋上には太陽光発電パネルを設置、今年は屋上緑化事業も実施し、熊本県の緑化助成制度の第１号の認定も受けた。
　「社会基盤を支える電気・通信・情報通信工事は責任の重い仕事です。ＣＳＲ活動も必ずや企業経営や社員の心にはプラスになると信じています」と話す口調には、将来ビジョンを見据えた企業姿勢が伺える。