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 平井　浩一郎  （ひらい　こういちろう）

プロフィール

熊本市九品寺出身、1956（昭和31）年5月29日生まれ、52歳。日本大学経済学部卒。ロイヤル、カネ美食品勤務を経て、82年同社入社、98年5月から現職。趣味は読書、絵画

都市型店「まんま・家」の多店舗化に着手

　熊本、福岡を中心に弁当・総菜店を展開。今期、店舗数が初めて100店舗を突破した。昨年、鹿児島に初出店を果たしたほか、今年2月から、九州自動車道緑川PA(上・下線)の運営も始めるなど、新たな取り組みも始まっている。平井社長は「当社ができることを地道にやっていきたい。これからもお客さまを喜ばせる、社員を幸せにするための企業経営を行っていく」と話す。
　従来のロードサイド・郊外型店舗とは異なる、より小さな商圏を想定したコンパクトな都市型店の開発も進む。今年3月には、実験店として経営していた「まんま・家水前寺店」(熊本市水前寺1丁目)を同市内の中心街・駕町通り(同市安政町)に移転予定。今年中に熊本・福岡の中心部や住宅街に３店舗ほどを展開する計画だ。立地条件に合わせ、従来のロードサイド型店舗、“食べて健康、食べて元気”をコンセプトに展開中の“元気ダイニング”、都市型店舗の“まんま・家”の３タイプで出店を進めていく。
　新たなスタイルの店舗開発と合わせ、多店舗展開を支える生産体制もさらに強化していく方針だ。このほど、同市春日７丁目の本社隣接地約1550�uを取得。本社工場を拡張する計画も進めているほか、福岡県筑後市の福岡工場の増設も予定している。
　平井社長は「企業体質を強化しながら、お客さまに当社をもっと身近に感じていただける商品づくり、店づくりを進めたい。電気、水道、ガスのようなライフラインと同様に、地域・家庭になくてはならない施設（店舗）を目指す」と抱負を述べた。