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潟Vアーズホーム  
 丸本 文紀  (まるもと ふみのり)

  社長
プロフィール
熊本市出身。1955年(昭和30年)5月8日生まれの55歳。済々黌高校−中央大学商学部卒。78年ニコニコ堂入社、(株)九州ネットワークシステム専務などを経て、89年4月不動産業のシアーズコーポレーション設立、93年住宅建設への進出を機に「シアーズホーム」に社名変更。02年10月共同出資で(株)県民百貨店を設立し、くまもと阪神社長に就任。3期6年務めた後、09年4月に退任。趣味は読書と仕事。座右の銘は「全力投球」
「人づくり、家づくり、街づくり」で地域貢献
 この2月、熊本城桜の馬場観光交流施設の建設工事が始まった。「熊本の文化の発信基地となる施設。肥後の文化に触れていただく、おもてなしの出来る空間にしたい」と話す丸本社長。兼務する第3セクターの鰍ワちづくり熊本の社長として、開発を進めている。同社が筆頭株主となって設立した熊本城桜の馬場リテール梶i同社長)では、飲食、物販施設等をつくる準備に入った。来年3月の九州新幹線全線開業と同時オープンを目指す「桜の馬場」は、新幹線開業時の地域活性化の起爆剤として期待を集めている。
 シアーズホームは、住宅業界全体が、2、3割ダウンという状況の中で、2割アップと売り上げを伸ばしている。好調の要因について、「住宅産業は人間産業の考えから、これまで人を育ててきた。それが少しずつ実を結んだ結果」と見ている。同社は創業20年を超え、施工実績は約2300棟にも上る。
 「最近は、高気密、高断熱や太陽光発電、エコキュートシステムなどCO2の発生を抑える低炭素住宅への関心が高くなっている。新築住宅はもちろんのこと、当社が建築したお客様へのアフターサービスの一環として環境リフォームにも力を入れていく」と潜在需要を掘り起こす。「経営で一番大切なものは、『徹底』。やるなら徹底してやらなければならない」と丸本社長。「家づくりは人づくり」の実践で、熊本の「まちづくり」にも徹底して取り組む。
〒862-0968 熊本市馬渡2丁目12-35 TEL096(370)0007 http://www.searshome.co.jp/
設立/平成元年1月17日 資本金/5,000万円 事業内容/注文住宅建設、リフォーム 売上高/35億円役員/代表取締役社長 丸本文紀  従業員数/60人 展示場/TKU住宅展示場、KABハウジングプラザ、光の森総合住宅展示場グループ会社/潟Wャストホーム、フィアスホーム熊本南店、ジャストインタイム
※この記事内容はくまもと経済3月号(2010年2月28日発行分)の掲載内容です。