トップ Leaders 熊本のトップ群像 一般財団法人化学及血清療法研究所
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一般財団法人化学及血清療法研究所  
 船津 昭信  (ふなつ あきのぶ)

  理事長・所長
プロフィール
熊本県山鹿市出身、1945年(昭和20年)5月1日生まれの66歳。熊本大学理学部化学科卒。69年(財)化学及血清療法研究所入所。88年第3製造部長、92年理事、97年常務理事、2000年副所長、04年7月理事長・所長就任。趣味はゴルフ、ウォーキング
先端バイオ技術で、熊本から世界市場へ挑戦
 化血研では、国内外で15程度の開発テーマが進行している。昨年は新型(H5N1型)インフルエンザワクチン、動物用のMD/ND組換えベクターワクチン、今年1月には細胞培養日本脳炎ワクチンと相次いで承認を取得し、早期の製品化を進めている。さらにDPT(ジフテリア・破傷風・百日ぜき)に不活化ポリオワクチンを加えたDPT/IPV(4種混合ワクチン)は第V相まで進めているなど、「これからの事業の柱が立ち上がってきた」(船津理事長)と期待を寄せる。
 昨年の新型インフルエンザ流行時に、国内メーカー分の4割を供給した化血研。今後に備え、生産期間の短縮と大量供給が期待出来る細胞培養インフルエンザワクチンのパイロットプラントを菊池研究所に建設し、今春には第T相の臨床試験を予定している。新製法(細胞培養)に置き換わるまでの間、従来製法(鶏卵培養)での増産体制整備も必要となるため、来年3月の本稼動を目指し本所内に約2倍の生産能力を持つ製造棟の建設も進めている。 
 タイ国営製薬公社への技術支援や米国保健福祉省から次世代弱毒痘そう(天然痘)生ワクチン開発に最大3400万ドル(約28億円)の資金提供を受けるなど、化血研の技術開発力は国際的にも注目を集めている。「ワクチンを軸に、熊本から世界に通用する生物学的医薬品の開発に挑戦していく」と語る船津理事長、世界市場に向け挑戦を続ける。
〒860-8568熊本市大窪1丁目6-1 TEL096(344)1211 http://www.kaketsuken.or.jp/
設立/昭和20年12月 事業内容/生物学的医薬品の研究・開発並びに、それらを応用した医薬品等の製造・供給 売上高/395.9億円(平成22年3月期) 代表者/船津昭信(理事長・所長) 役員/副理事長宮本誠二、常務理事溝上寛、水野弘道 従業員/1,687人(平成22年12月現在、パート含む) 主な製品/血漿分画製剤(ベニロン、ボルヒール等)、人体用ワクチン(インフルエンザ、DPT、ビームゲン等)、動物用ワクチン(オイルバックス、ART2等) 出先/菊池研究所、阿蘇支所、東京事務所、東京・福岡営業所、長崎出張所、配送センター
※この記事内容はくまもと経済3月号(2011年2月28日発行分)の掲載内容です。