�潟Vアーズホーム  
 丸本文紀  （まるもと　ふみのり）

プロフィール

熊本市出身。1955年（昭和30年）5月8日生まれの56歳。済々黌高校ー中央大学商学部卒。78年ニコニコ堂入社、�葛繽Bネットワークシステム専務などを経て、89年4月不動産業のシアーズコーポレーション設立、93年住宅建設への進出を機に「シアーズホーム」に社名変更。2002年10月共同出資で�褐ｧ民百貨店を設立し、くまもと阪神社長に就任。3期6年務め退任。趣味は読書と仕事。座右の銘は「全力投球」

城彩苑で観光浮揚と中心市街地を活性化

　３月５日、熊本城桜の馬場の観光交流施設「城彩苑」がいよいよオープンする。「熊本の文化、歴史の発信基地として、関東、関西をはじめ、海外からの観光客にも楽しんでもらえる施設が出来た。夜景も美しく、ライトアップされた町並みは熊本城と相まって幻想的な雰囲気さえある」と話す丸本社長。兼務する第３セクターの�鰍ﾜちづくり熊本、熊本城桜の馬場リテール�鰍ﾌ社長として、新幹線の全線開業をにらみ熊本観光の核となる開発を進めてきた。江戸時代の城下町を再現した飲食物販施設「桜の小路」では、県内20事業者23店舗が入居し、地元の食材を使ったメニューや土産物を提供する。「城彩苑は地域の観光浮揚と中心市街地活性化の役割を併せ持っている。オープンというハードルをひとつ越えただけで、これから取り組むべきことも多い」と気を引き締める。
　シアーズホームは、順調に売り上げを伸ばしている。「住宅産業は優勝劣敗がはっきりしており、地元で支持される会社は強くなっていく」と自信を見せる。昨年８月に、リフォーム事業部「リファイン」とサンタ不動産を設立。新築住宅や提案型リフォーム、土地探し、中古住宅など、住まいに関する相談にグループ力を生かしワンストップサービスで解決していく体制を整えた。
　丸本社長は、「熊本に役に立つ会社なら成長できる。住宅産業や関連事業を通じて世界レベルの企業水準を目指す」と目標を高く掲げた。