Leaders 2011熊本のトップ群像

鞄。本物産  
 藤本 高史 藤本 泰弘 藤本 尚之  (ふじもとたかふみ ふじもとやすひろ ふじもとなおゆき)

  常務           専務           常務
プロフィール
1977(昭和52)年12月14日生まれ、33歳。熊本市出身。藤本豪会長の次男。99年宮崎産業経営大学卒業。会計事務所勤務を経て02年同社入社。07年経理部次長、08年同部長、09年常務。

1975(昭和50)年8月13日生まれ、35歳。熊本市出身。藤本豪会長の長男。98年九州東海大学卒業後同社入社。04年営業三課(野菜部)課長、06年果実部次長、07年同部長、08年常務、09年専務。

1977(昭和52)年9月16日生まれ、33歳。熊本市出身。藤本健介社長の長男。99年3月熊本学園大学卒業。輸入商社勤務を経て02年同社入社。07年営業部次長、08年同部長、09年常務。
若きリーダーが引っ張る青果物のトータルコーディネートカンパニー
 青果物の卸小売やバナナ色付加工など、青果物のトータルコーディネーターとして業務にあたる鞄。本物産(藤本健介社長)。昨年3月期のグループ売上高は122億円を超え、その存在感を高めている。
 藤本社長が期待を寄せるのは、会社の先頭に立って引っ張る30代の藤本泰弘専務、藤本尚之常務、藤本高史常務を中心とした若いスタッフの力だ。「青果業界は日々変化しており、お客様のニーズに対応していくには若いスタッフの感性とパワーが鍵」と藤本社長は話す。
 同社は昨年、次のステップを目指すためにグループを再編。鞄。本物産を核とし、潟tレッシュダイレクト、潟Pイ・エフ物流、新設の潟tレッシュ工房の4社をFBグループとして組織し直した。フレッシュダイレクトでは八代と南阿蘇に拠点を持ち、産地直送のシステムを構築し生産物の流通を担う。また、新設会社のフレッシュ工房は、カット野菜工場の「フレッシュセンター」のハードを生かし、外食産業や施設・学校給食など向けに皮むきや洗浄など一次処理した食材の供給などのサービスを展開していく。グループ各社の業務をより明確、効率化するとともに、FBグループブランドとして総合的な商品、サービスの提供を図る。
 3年後を目処に連結の売上高150億円を目指す同社。新たな組織の中で、若い世代がそれぞれに役割をこなしながら目標に向かって突き進んでいく。
〒860-0058 熊本市田崎町414-12 TEL096(354)1335 http://www.fjmt.co.jp
創業/1948年6月 設立/1962年6月 資本金/3600万円 売上高/122億7300万円(2010年3月期グループ合計) 従業員/320人(グループ合計) 事業内容/青果物の中卸及び直営販売、生産地より直接仕入れ・販売、輸入青果物の卸、バナナの着色加工、ドライフルーツ類の卸、青果物の加工業務 直営店/熊本交通センター、サンリブくまなん店、くまもと阪神、マルショク薄場、マルショク芦北、サンリブ子飼、サンリブ清水、マルショク泗水、サンリブ武蔵ヶ丘、マルショク人吉、マルショク御船、くまもと生鮮市場みずき台支店/九州中央支店 グループ会社/潟tレッシュダイレクト 潟tレッシュ工房 潟Pイ・エフ物流
※この記事内容はくまもと経済3月号(2011年2月28日発行分)の掲載内容です。