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くま経プレス 2009年2月 vol.229
心の連携を機軸に、再度4冠に挑戦
オムロンリレーアンドデバイス梶@ハンドボール部「ピンディーズ」
黄 慶泳さん
2008年2月、日本リーグで優勝し4連覇を果たしたオムロンリレーアンドデバイス潟nンドボール部「ピンディーズ」(山鹿市杉)。前身の立石電機以来、31年ぶり2度目の4冠を達成した。昨年は2冠は逃したものの全日本総合選手権は4連覇、さらに現在進行中の日本リーグでも首位に立っている。今年は「日本リーグ優勝で締め括り、新年度は再度4冠奪取を目指します」と語る黄慶泳同部ヘッドコーチにインタビューした。


ファン・キョンヨン 韓国出身、1969(昭和44)年2月28日生まれの39歳。韓国体育大学卒。韓国男子代表チームコーチ、全日本女子チームコーチなどを歴任後、2000年3月オムロンチームコーチ、05年4月から同ヘッドコーチ、また06年4月から全日本Uー24チームヘッドコーチも務めている。(オムロンリレーアンドデバイスのシグナルマーケティング商品技術部所属)
ー2008年を振り返られていかがでしたか?
黄 昨年2月に日本リーグで優勝し、お陰さまで2007年度(2007年4月から2008年3月まで)は、4冠を達成することができ嬉しく思っています。08年度は4月に熊本で開催された東アジアクラブ選手権で優勝しましたが、その後の全日本実業団選手権は2位、国体は敗退しました。主力の洪選手が韓国代表としてオリンピックに出場したため一時期不在、さらに主力にケガ人が多く思うような練習ができなかったことが影響しました。
ーしかし12月の全日本総合選手権大会では4連覇されましたね。
黄 はい。主力やケガ人の復帰、また若手の選手が伸びてきたことが、全日本総合選手権の優勝と、継続中の日本リーグで、現在首位に立てていることにつながっていると思います。
ー選手の育成や指導方法はどのようにされていますか。
黄 ハンドボールは基本的にはチームスポーツですので、選手個々の能力のレベルアップもさることながら、選手間の心のつながりを大事にしています。それが組織力を発揮することになります。練習では体を動かすスピードと、瞬時に適確に判断できる状況判断能力の育成、スピードが継続できるスタミナ、そしてテクニックをつけることを主眼にしています。
ー理想とされるチーム像、またチームカラーはありますか。
黄 攻守両面でバランスのとれたチームが理想ですが、現在はディフェンスに力を入れ、
失点をいかに少なくするかに力を入れています。守備が安定すると攻撃の展開もうまくいきます。守って速攻というのがこのチームのカラーです。
ー練習、試合、遠征などで忙しいと思いますが、休日の過ごし方は。
黄 リフレッシュの意味も込めてよく温泉に行きます(笑い)。熊本にはいい温泉がたくさんありますから大好きなんです。実は悩んだ時など温泉に入るといい発想が浮かぶ時もあるんです。
ーご家族は。
黄 家内と小学生の子どもが2人います。全員山鹿に住んでいます。今年で9年目になりますが、皆さんのお陰で熊本の生活にも馴染みました。山鹿は環境もいいし、ものすごく和やかな雰囲気で人情があり、私にはピッタリ合っています。
ー日本リーグは佳境ですが、最後に今年の目標を聞かせて下さい。
黄 はい。現在進んでいる日本リーグが1月24日の試合を含め6試合残っています。チームの状態は良い方向で進んでいますので、まずは優勝(4連覇)を目指していきます。そして3月のプレーオフにも勝って08年度の有終の美を飾りたいのが一番です。4月からの09年度は再度4冠達成できるようにチーム力をアップさせ、頑張りますので応援よろしくお願いします。
ー ありがとうございました。
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