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 Human 輝きびと
くま経プレス 2010年5月 vol.244
“幸せな人生”をプロデュースしたい
ピュア・サポートグループ 代表
小山 敬子さん
 熊本市内で病院、介護施設、福祉施設などを運営しているピュア・サポートグループの小山敬子代表。授業形式で高齢者の機能訓練、脳リハビリを行う介護老人保健施設「おとなの学校」は昨年1年間で全国から100件近い視察や見学者があり、今年6月には東京に「おとなの学校青山校」を開設する。「お年寄りになっても学べる場所や仲間がいる場所を提供したい」と話す小山代表にインタビューした。

こやま けいこ/熊本市水前寺出身、1962(昭和37)年5月1日生まれの47歳。熊本高校−久留米大学医学部卒。熊本大学大学院医学研究科博士課程修了。90年医療法人社団大浦会旧熊本敬愛病院常勤勤務、94年大浦会常務理事就任、2000年大浦会理事長に就任。03年グループ名称を「ピュア・サポートグループ」に変更。
―2000年の理事長就任から10年が経ちましたが、福祉施設の理事長として心がけていることは何ですか?


小山 私が介護を受ける立場になったときに、利用したいと思えるサービスであることです。高齢者の方やそのご家族から潜在的な不満を引き出すのはとても難しいことです。現場のスタッフは患者さんと距離が近いため、患者さんの潜在的な不満について考える余裕はなかなかありません。そこで患者さんとスタッフの間で仲介役として、トータルプロデュースすることが私の仕事です。



―介護老人保健施設「おとなの学校」に込めた思いはどのようなものですか?


小山 高齢者になったときに、急にやりたいことが見つかるものではありません。高齢者の「何かやってみたい」という意欲を引き出すには、どうしたらよいかを考えました。そのためには高齢者になっても学び続けられる場所を作り、友達や仲間と一緒に力を発揮する場所が必要だと感じました。


―東京に通所介護事業所「おとなの学校南青山校」の計画がありますね。


小山 はい、6月に開設予定です。おとなの学校本校(熊本市三郎1丁目)が順調で、全国からの視察や県外での導入例などもあり、この成功例を全国に広めたい思いで東京に進出します。


―最後に、今後の目標を教えてください。


小山 目標は「本当に人が幸せになるためには何が必要なのか」を追求し続けることです。本当の幸せとは揺るがないものだと思います。生きていることに感謝できる人生、毎日幸せだと感じることのできる人生を一人でも多くの人のために、これからもプロデュースし続けていきたいですね。


―ありがとうございました。
1.座右の銘は?
精神一到何事か成らざらん

2.尊敬する人は?
両親、船井総研の創業者・船井幸雄先生

3.最近読んだ本は?
『好きな自分 嫌いな自分 本当の自分』

4.身だしなみで気を付けている点は?
パステルカラーなどの明るい色、形がすっきりとしたデザイン

5.休日は何をして過ごす?
子どもと料理をする、一緒に遊ぶ

6.ストレス発散法は?
仕事をすること、パワースポット巡り

7.熊本で行きつけのお店は?
泥武士(水道町)、とら(花畑町)

8.この仕事をしていなかったら何を?
会社経営

9.日常生活で心がけていることは?
暴飲暴食をしない、ストレスをためない

10.アイデアが浮かぶのはどんなとき?
ずっと考え続けた結果、一瞬心が「無」になったとき

11.マイブームは?
農業

12.「輝いている人」の条件とは?
夢がある人
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