${HeadTitle}|くまもと経済
くま経プレス
もどる ホーム
 Human 輝きびと
くま経プレス 2010年6月 vol.245
”地元熊本の声援に応えたい!”
女子プロゴルファー
有村智恵さん
 昨年の賞金ランキングでは1億4000万円を獲得し、3位の好成績を記録した熊本出身の女子プロゴルファー・有村智恵選手。今期、賞金女王、さらに海外メジャー参戦勝利を目指し、女性としての華やかさを持つ実力派選手として地元のみならず全国的にファンも多い。地元・熊本で行われた西陣レディスクラシックの大会前日に今期ツアーへの思いなどをインタビューした。

ありむら ちえ/熊本市出身、1987年11月22日生まれの22歳。10歳の時にゴルフを始め、2002年の全国中学ゴルフ選手権で優勝。卒業後はゴルフの名門で知られる東北高校へ進学。高校では宮里藍プロの2学年後輩、ゴルフ部ではキャプテンを務め、同級生の原江里菜プロらと共にゴルフに励む。06年にプロテスト合格、同年8月プロデビュー。08年の「プロミスレディス」で初優勝を果たし、デビュー後、わずか2年でトッププロの仲間入り。09年は5勝を挙げ、最終戦まで賞金女王争いに加わり、賞金ランキング3位と大躍進。今季も大きな活躍が期待されている。
大会を主催するKKTの西野社長と有村プロ
―今年はシンガポールツアーからスタートし、アメリカのナビスコ杯では邦人最高の9位でした。アメリカツアーの経験はいかがでしたか?
有村 コースはすごく狭いけど、距離が長いというのが特徴ですが、最終日は飛距離のハンディを、正確性でフォローできた感じでした。それでもトップグループとの差は歴然で、特にグリーンで止められるクラブが数段上で、その差も実感した海外でした。
―有村プロにとって地元開催の西陣レディスクラシックとは?
有村 この試合は私にとってすごく特別で、毎年、調子が上がることなく地元・熊本の大会を迎えていましたので、今回は開幕からしっかり照準を合わせて調整してきました。その成果として、先週のツアーでは優勝できたと思います。ここに来てたくさんの懐かしい顔にも出会えますし、熊本に戻る度に多くの方々に応援して頂けます。実際にひと言ひと言を頂く度に、その声に本当に応えたいという気持ちがすごく高まりますね。
―女子ゴルフ界では熊本出身選手の活躍が目覚ましいですね。
有村 私もジュニア時代に何度もこの熊本空港カントリークラブでラウンドしましたが、ジュニアにトーナメント開催コースを使わせること自体があまりないことです。熊本県ゴルフ協会を上げてジュニア育成に臨んできたことも大きいですし、他のゴルフ場や練習場もジュニアを育てるという意識がとても高くて、本当に熊本はいい環境にあると思います。
―ゴルフを始めたのはいつ頃から?
有村 10歳です。父が教えてくれてくれました。ジュニア塾(坂田塾)にも少し通っていました。
―プロへ進もうと思ったきっかけは?
有村 親元を離れてよく分かったのが、両親がいかに私にゴルフをできる環境を与えてくれたかということでした。早くプロになって恩返ししないといけないと思いましたね。
―最後に、今期ツアーの参戦計画と目標は。
有村 今年のツアー日程では、海外ツアーはアメリカ本土でのメジャーが2試合、イギリスのメジャーが1試合あります。今期はアメリカツアーにも今後の自分の成長を図るためにも挑戦したいし、国内でも1戦1戦大事にしていきたいですね。賞金女王を目指すには昨年の5勝以上が目標です。
―ありがとうございました。
Copyright (C) 2006 kumamoto keizai. All rights reserved.