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くま経プレス 2010年8月 vol.247
目指すは熊本からのオリンピック日本代表
スモールボアライフル射撃選手(セルモ所属)
塚田 恵子さん
 ライフル射撃の一種「スモールボアライフル」。50m先の小さい的を目掛け得点を競う競技。日本でもトップクラスに入る塚田恵子選手(セルモ所属)は、今年に入り全日本大会、西日本大会、九州大会で連続優勝し、日本ランキングも上位を維持している。「今年の最低目標はナショナルチーム入り」と話す塚田選手を、益城町の熊本県総合射撃場に訪ね、競技に入るきっかけや今後の目標などをインタビューした。

つかだ けいこ/熊本市富合町在住、1985(昭和60)年10月1日生まれの24歳。文徳高校−中央大学法学部卒。15歳の時、兄の影響でライフル射撃を始める。高校2年時に全国高等学校ライフル射撃競技選手権(インターハイ)で優勝、高校3年時にエアライフルで日本高校新記録を樹立、大学4年時にインカレで団体優勝し日本スポーツ大賞受賞、昨年11月の全日本ライフル射撃クラブ対抗選抜大会では、自己新記録となる577点で3位入賞するなど、大学卒業後も数々の大会で優勝や上位入賞を果たしている。現在は、冠婚葬祭業の大手・セルモ(熊本市世安町)に所属。
―今年は昨年以上に活躍されていますね?
塚田 お陰様で今年に入り、西日本大会、南九州大会、さらに7月には全日本で優勝することができましたし、国体の最終県予選もクリアしましたので、あとは国体の九州ブロック(8県)予選で、上位4位まで入賞すれば国体に出場できます。
―塚田さんの競技種目は?
塚田 スモールボアライフル射撃といいまして、ライフル射撃の一種ですがこの競技は3種類あります。50m先の的を目標に立って打つ「立射(りっしゃ)」、伏せて打つ「伏射(ふくしゃ)」、片方の膝を立てて打つ「膝射(しっしゃ)」で、3姿勢合計か伏射のみの点数で競います。満点は600点(3姿勢)で、日本記録は585点、世界記録は594点です。私の最高点は577点ですが、日本選手のレベルも年々アップしてきています。
ーこのスポーツに入るきっかけと今年の目標は?
塚田 兄が文徳高校の時から射撃をしていまして、活躍しているのを見て感化されたのがきっかけです。15歳から競技を始め、高校2年生の時にインターハイで優勝することができました。高校3年生の時には日本高校記録を出したのは思い出に残っています。大学4年ではインカレで団体優勝し、日本スポーツ大賞という大きな賞をゴルフの石川遼君たちと一緒に受賞できたことは今でも忘れません。日本ランキング10位以内だとナショナルチームに入る可能性は非常に高くなります。私が今6位か7位くらいですので、日本代表に入ることが今年の一番の目標です。
―所属先の冠婚葬祭業のセルモではどんな仕事を?
塚田 経理関係の仕事に携わっています。まだ入社1年半ほどですが、社内の雰囲気が非常に良くて、皆さんにはよく応援していただき、泣けるほど暖かいので、期待に応えられるようにしたいと思っています。
―競技での将来の目標などは?
塚田 射撃は技術もさることながら、メンタルのスポーツでもあります。今でもトレーニングしていますが、さらにこの両軸を鍛錬し、現状に満足せずレベルアップしたいと考えています。夢はオリンピックに出て活躍することです。
―ありとうございました。
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