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 Human輝き人
くま経プレス 2010年11月 vol.250
本気でぶつからないと人生何も始まらない
シンガーソングライター
舞花さん
 現在公開中の映画「雷桜(らいおう)」(廣木隆一監督)。熊本市出身のシンガーソングライター・舞花さんがこの映画の主題歌「心」を歌っている。今年4月にデビューし、主題歌は3枚目のシングルとなる。映画のキャンペーンで来熊した舞花さんに、映画のエピソードや歌に込めた思いを聞いた。

まいか / 1990年8月31日生まれ、20歳。熊本市鹿子木町出身。川上小−北部中−第一高校卒。中学1年生の時に両親からギターをプレゼントされ、練習を始める。高校に入学してから曲作りを始め、上通りアーケードで路上ライブを開始。高校2年のときにヤマハ主催の音楽コンテスト「The 1st Music Revolution」に出場し、九州エリアのグランプリを受賞。09年3月、高校卒業後に上京し、今年4月にシングル「never cry」でデビューし、オリコン初登場14位を獲得。
―主題歌に決定したときの感想を教えてください。
舞花 まず、びっくりしました。それと同時にとても嬉しかったです。廣木監督が偶然私の歌声を聞いて、映画のイメージに合っているということで、主題歌のお話をいただきました。自分にできるかという不安も大きかったですが、監督の期待に応えたいという一心で、自分のベストを尽くそうと曲作りに取り組みました。
―歌詞も舞花さんが書かれていますね。
舞花 はい、そうです。台本を読んで感じたことや、自分の大切な人のことを思い描きながら歌詞を書きました。これまでは、自分の体験をもとに率直な気持ちを歌詞に込めていましたが、今回は映画というテーマのもと、それを客観的に歌でどう表現するかということを考えながら作りました。
―映画の主題歌作りは難しかったですか?
舞花 監督が持っている映画のビジョンを理解して、それに少しでも近づけるように努力しました。どのような世界観なのかを感じ取ろうと必死でしたが、楽しみながら制作できました。
―この曲を通して伝えたいことはどんなことですか?
舞花 映画で蒼井優さんと岡田将生さんが演じる身分の違う二人の主人公が、心の声に真っすぐ従って行動していたことがとても印象的でした。これは、現代にも通じる大切なメッセージだと思います。「私も心の声に正直に生きているか?」、「大切な人に素直な気持ちを伝えているか?」と考えました。本気で物事にぶつからないと人生は何も始まらないという気持ちで歌っています。
―映画が完成していかがですか?
舞花 一つのものを作り上げる達成感を味わうことができました。また、自分の歌声がこうして映画館で流れていることが、まだ不思議な気がします。
―ところで、舞花さんにとって熊本はどのような存在ですか?
舞花 熊本は私の原点です。一番大好きな場所ですし、外の世界を見てみたいというハングリー精神が芽生えた場所でもあります。そして、夢を叶えた自分になって帰ってくる場所という目標地点でもあります。
―最後に、舞花さんの夢を教えてください。
舞花 歌を通してみなさんに元気を届けたいですね。自分にしか歩けない道を信じて、ベストを尽くしてその瞬間を大切に生きれば、必ず道は開けると信じています。私自身がそうだったからです。私の歌声を聞いて、それぞれの人生を歩むための元気を感じ取ってもらえたら嬉しいです。
―ありがとうございました。
舞花さんを知るための10の質問
@ モットーは?
シンプル
A 尊敬する人は?
身近な人では母、ミュージシャンではアヴリル・ラヴィーン
B 最近読んだ本は?
『ゆりちかへ ママからの伝言』テレニン晃子著
C ファッションへのこだわりは?
カジュアルでシンプルな格好
D 休日は何をして過ごす?
バンドメンバーやスタッフとごはんに行く
E 熊本で行きつけの店は?
カプリチョーザ熊本上通店
F この仕事をしていなかったら何を?
美容師など自分を表現できる仕事
G 日常生活で心がけていることは?
食事・運動・睡眠で生活のリズムを整える
H マイブームは?
ウォーキング
I 「輝いている人」の条件とは?
自分をよく理解していて、自分をしっかりと持ち、夢を追いかけている人
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