${HeadTitle}|くまもと経済
くま経プレス
もどる ホーム
 Partner Ship
くま経プレス 2011年4月 vol.255
味千拉麺チェーンを五大陸全土に
重光産業梶@取締役広報室長
重光悦枝さん
国内外に約600店舗の「味千拉麺」を展開する重光産業梶i熊本市戸島)。その広告塔として、毎月海外店舗を視察し、店舗拡大に取り組む広報室長の重光悦枝さん。「五大陸全土に味千を出店するのが目標」と語る重光さんに海外戦略と今後の展開などについてインタビューした。

しげみつ よしえ/熊本市出身。1965年7月12日生まれの45歳。
九州女学院高校―熊本学園大学を卒業後、地元ラジオ局のキャスターに。1992年アメリカへ留学し、ホテル&レストランマネジメントを学ぶ。帰国後、96年に重光産業鞄社、取締役広報室長。趣味はオペラ鑑賞、スキューバーダイビング。
―味千拉麺の海外戦略を担当されていますが、苦労された点は。
重光 海外は日本と習慣や考え方が違いますよね。例えば、おもてなしの心でサービスするという考え方がない中国において、日本式のサービスを伝えることには苦労しました。田舎から出てきたスタッフもいましたので、レストランに行った経験のない子にサービスという概念を教えるところから始めました。
―現在、何カ国に出店していますか?
重光 日本をはじめ、中国やアメリカ、シンガポール、フィリピンなど世界12カ国に約600店舗を出店しています。1996年の8月、香港に海外初店舗を出店しましたが、志を同じくするパートナーがいたこと、社員一丸となってやってきたことが現在の店舗数になったと思います。社員一人ひとりがそれぞれの持ち場で一人二役、三役を務めながら頑張ってくれています。
―海外の食文化を取り入れたメニューも開発されていますね。
重光 国内のメニューは質にこだわり、海外はそれぞれの国に挑戦メニューがあります。海外のメニューは現地の嗜好が分かる現地スタッフによって開発されています。現在、ベトナムへの出店を計画中で、五大陸全土に出店するのが目標です。「ラーメン大好き人間を世界中に一人でも多くつくること」が先代の社長の夢でしたので、社員皆で想いをつないでいきたいです。
―新幹線開業記念事業の一つ、「AKJ1000」の発案者としても活動されていますね。
重光 AKB48というユニットが活躍していますが、熊本にも素敵な女性が多く、私の周りにも輝いている人がたくさんいたので皆で束になろうと声をかけ、ユニット「味のある(A)熊本(K)熟女(J)1000」をつくることができました。熊本市中心部だけでなく、玉名や人吉、天草まで熊本県民としてみんなで盛り上がっていこうという気持ちで始めました。また、私たちの制服でもある着物にも光があたり、嬉しいです。
―「AKJ1000」の今後の活動は?
重光 火の国祭りやねんりんピック、浴衣でうちわをもってロアッソの応援に行くなど、熊本を活気付ける活動を積極的に続けていきたいですね。熊本からチャーター便を飛ばして観光誘致の活動などもできればいいですね。自分たちも楽しみながらやっていくことが熊本の活性化につながると考えています。
Copyright (C) 2006 kumamoto keizai. All rights reserved.