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 海外見聞録
 →神々に彩られた国 ネパール  →進化する都市 上海
くま経プレス 2007年2月 vol.205


カトマンズの中心部アサン・チョーク付近の交差点。道路には車、バイク、自転車、歩行者がひしめき合う。カトマンズ盆地全体が世界遺産に登録されているが、急速な都市化の影響で危機遺産にも指定されている
ヒンドゥー教・シヴァ神の化身のひとつで恐怖の神「カーラ・バイラヴ」。カトマンズの旧王宮付近・ハヌマン・ドカにある

 人間よりも多くの神々が棲(す)むと言われる神秘の国・ネパール。ヒンドゥー教と仏教が見事な調和を保ち、独特の宗教文化を育む、神々に彩られた国・ネパールを旅した。
 2007年元旦。福岡空港からタイ・スワンナプーム国際空港を経由し、翌2日にネパールのトリブヴァン国際空港に到着。首都カトマンズ、ジャングルサファリが楽しめるチトワン国立公園(世界自然遺産)、ナガルコット、旧王宮などがあるパタン、バクタプルなどを訪れた。
 カトマンズの通りには人と車があふれ、常にクラクションの音が鳴り響く。しかし、中心部を離れて路地に足を踏み入れるとどこか懐かしい、ゆったりとした人々の営みを見ることができた。
 ナガルコットは標高約2100m。日が昇るにつれて刻々と色を変えるヒマラヤは絶景だ。その澄んだ空気と夜明けの眺めは寒さを忘れさせてくれる格別なものだった。
アジアの金融、貿易センターを目指し開発が進む浦東地区。ひときわ高い建物がアジア一の高さを誇る東方明珠塔(468m)
北京オリンピックのキャラクター商品が並ぶ五輪ショップ
北京オリンピックのキャラクター商品が並ぶ五輪ショップ
08年北京オリンピックを控え、発展を続ける中国。中でも近未来的な高層ビルが立ち並び、進化し続けているのが上海市である。「くまプレ」スタッフと姉妹誌「くまもと経済」「ふくおか経済」の10人は、1月7日から5日間の日程で中国の上海を訪れた。
 上海市の戸籍上の人口は現在1300万人強。上海以外の出身者で上海戸籍を得ていないいわゆる「流動人口」が約700万人とも言われ、計2000万人を超える中国最大の経済都市である。
 浦東国際空港からはリニアモーターカーが走り、今日の上海を象徴する高層ビル群が立ち並ぶ。高架式の環状道路、地下鉄網も整備されてきた。街中では、建設現場をいたるところで目にする。オリンピックに引き続き、2010年には上海世界博覧会が開催されるため、いっそう建設のスピードが速まっているようだ。
 中国各地はもとより海外からも人、モノ、資金、情報が集まり、それを飲み込み肥大化して進化する街それが上海の魅力となっている。
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