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くま経プレス 2012年6月 vol.269
市民目線で身近な行政サービスを
熊本市 中央区長
前渕 啓子 さん
 今年4月の熊本市の政令市移行に伴い、熊本市中央区長に就任した前渕啓子さん。中央区役所は、熊本市役所の1階から3階に開設。市民に身近な窓口業務に加えて、中心市街地を含めた地域のまちづくり支援にも取り組んでいる。前渕さんに中央区役所の役割やこれからの抱負などを聞いた。

―中央区役所としての業務がスタートし、約1カ月が経ちますね。
前渕 中央区役所では、市役所から区役所への転換という作業がありましたが、職員の頑張りもあり無事にスタートを切ることができました。また、窓口は予想以上の混雑もありましたがようやく落ち着いてきたと感じているところです。窓口業務については、これからいかに市民満足度の高いサービスを効率よく提供していけるかを心がけたいと考えています。
―市役所とは違った区役所の役割とは?
前渕 区役所は市民にとってより身近な行政サービスの窓口と捉えています。また現在、校区ごとの地元の会合などを回らせていただいていますが、地域のまちづくりなどに関しても、これまで以上に細かな支援ができるのが区役所です。直に地域の声をお聞きしながら、地域のまちづくりや健康づくりなどに住民の皆さんと一緒に取り組んでいきたいと考えています。
―中央区には中心市街地などもありますね。
前渕 そうですね。中央区には中心市街地として熊本市の顔となる部分もあります。中心市街地の活性化などは市全体で取り組む事業ですが、それと合わせて今年度、区ごとにまとめる振興ビジョンでは、地域に暮らしている方々にとって安全で安心して暮らせる住み良いまちという視点も押さえながら、今後の具体的なソフト事業につなげていきたいと考えています。
―これからの目標と抱負は。
前渕 まずはこの1年、窓口業務をはじめとする区役所運営をスムーズに進めることが第一ですが、住民の皆さんとの双方向のコミュニケーションも大事にしたいと考えています。区役所の情報発信力を高め、住民の皆さんとの意思疎通がしっかりできるよう、職員が積極的に地域に出向くことに加え、フェイスブックなどの新たな手段も活用して、市民の皆さんにとって行政がより身近になったと感じていただける区役所を目指したいですね。
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