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 輝きびと Interview:30
くま経プレス 2012年12月 vol.275
ポップ&シックな大人の装いを
ファーニッシング デザイナー
有田 輸羽木(ゆうき) さん
 “大人のポップ&シック”をテーマに展開するファッションレーベル「Furnishing(ファーニッシング)」のデザイナー・有田輸羽木さん。11月にリニューアルした鶴屋東館には期間限定ショップをオープン。熊本を拠点に国内外で活躍する有田さんにものづくりへの思いや今後の活動などを聞いた。

ありた・ゆうき/熊本市出身。1977(昭和52)年12月16日生まれ、35歳。九州女学院高校―ロンドン カレッジ オブ ファッション卒。96年ロンドンへ留学、ファッション誌にある美しい写真の世界に魅了されヘアーアンドメイクアップのクラスに入学。97年カレッジ在学中に服飾小物レーベル「Plume(プリューム)」をロンドンでスタート。2000年に帰国後、東京を拠点にデザイナーとして活動。06年ウエアブランドを「Furnishing(ファーニッシング)」に、07年ジュエリー、アクセサリーブランドを「Furnishing yuki(ファーニッシングユウキ)」としてスタート。昨年6月から活動拠点を熊本に移し、実家の有限会社有田が展開するブティック「Blaze Nadi(ブレイズナディ)」のバイヤーとしても活動する。
―鶴屋東館では1階中央に出店されていますね。
有田 ありがとうございます。今回、中央のキャビンステージに「ファーニッシング」の期間限定ショップを12月11日までオープンしています。その後は有限会社有田が展開するブティック「ブレイズ ナディ」に模様替えし、ファーニッシングも取り扱っていきます。“ポップとシック”がテーマの「ファーニッシング」と、“ファンタジーとサプライズ” がコンセプトの「ブレイズナディ」で小粋な女性像をスタイリングに表現して行きたいです。

―デザイナーとして活動を始めたきっかけは。
有田 イギリスに留学した時に、どうしてもモノ作りがしたくて、当時流行ったパシュミナという素材のストールに柄をデザインしたのがきっかけです。自分でデザインしたものをいくつかの会社のバイヤーが買ってくれた時にとても嬉しくて、次にアクセサリーを作り始めてという感じで、デザイナーという仕事に憧れたというよりは、何かを作ってみたいという思いからの始まりでしたね。

―デザイナーという仕事を通して伝えたいことは。
有田 私の場合はデザイナーというよりも、ベースにあるのは家業でもあるブティックです。そこでは無名のデザイナーの作品だけどすごく良い物、小粋で感動する物を含めて、自分たちがいいと思ったものを集めている。そのお店で、ポップ&シックというスタイリングや大人の女性としての装いをご提案しながら、新しい洋服や新たな装いとの出会いや歓びをお客様に繋げたいと思っています。

―今後の活動は。
有田 これまで東京の日本橋三越やラフォーレ、大阪の梅田阪急などでも出店してきた「ポップアップショップ」(期間限定の店舗)のコンセプトで、ファーニッシングの世界観をいろんな場所で知ってもらえる活動をしていきたいですね。またヨーロッパを中心にバイイングをする中で作り手の思いがこもった作品を集めてその思いをお客様に伝えていきたいと思います。将来的には女性がトキメキを感じて嬉しくなる様な服飾小物を世界から集めた小さくても力強いお店も開きたいですね。
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