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 第13回 食育講座
 →第13回「食育講座」 年代別食事のポイントとアドバイス
くま経プレス 2007年3月 vol.206


女性のための食事…………母親予備軍〜妊婦〜子育て世代


 健康のための望ましい食生活というのは、単に食事の内容だけに気を配るだけでなく、
食べ方や食事習慣についても十分に考慮した食生活を実践することが大切です。

母親の健康=胎児の健康

 母親とやがて生まれてくる子供のために、そしてあなた自身の健康のために、これまでの食生活を見直しましょう。それは妊婦だけではなく、これから妊娠する可能性のある若い女性なら誰にでもいえることです。
 おなかの中の赤ちゃんは、必要な栄養分をお母さんの体から吸収して育ちます。母親の食事が偏っていて栄養不足だと、すくすくと育つことができません。また、必要な栄養分を胎児にとられてしまい、母親の健康が犠牲になることも決して少なくありません。 普段から食事の内容に気をつけ、妊娠に備えておくことが大事です。また、妊娠したら自分一人の体ではないことを自覚して、一層食生活に気を配るようにしましょう。

健康で美しい素肌はバランス良い食事から

 若い女性の中には貧血ぎみの人、便秘ぎみな人が増えています。朝食を食べない人が多いのも問題です。主婦はいつも自分の食事がおろそかになりがちです。健康的で美しい素肌を保つためにも、3食バランス良く食べる食習慣を身に付けて下さい。昼食を外食で済ませる時は、種類の異なる副菜を組み合わせるよう心掛けて下さい。
 貧血予防や美しい肌を保つためには、あくまでも良質タンパク質と鉄分、カルシウムなどのミネラルやビタミンのバランスが必要です。そのためには緑黄色野菜を多く組み合わせることが大切になります。エネルギーを気にするならできるだけ低エネルギーの素材や料理法を選び、魚介、肉類、卵などは必ず1品毎食献立に組み入れましょう。

妊娠中の食事は量より質を高める

 妊娠期間約40週の間に、胎児はたった1個の受精卵から約3・にまで発育します。その間は、胎児の分と母親の分を合わせた二人分の食事が必要です。だからといって、ただたくさん食べればよいということではありません。食生活が豊かな現在では、むしろ妊娠中の食べすぎから肥満を招いてしまい、妊娠中毒症や難産になるケースも多く見られます。
 そこで、不規則な食事や偏食を避け、朝・昼・夕と規則正しく食事をとり、量より質を高めるように努めて、さまざまな食品からバランスよく栄養をとるようにしましょう。

できるだけ手作りの料理を心掛ける

 妊娠中は調理がおっくうになり、つい加工食品やインスタント食品に頼ってしまいがちです。それも時にはよいでしょう。でも手作りの料理も心掛けましょう。それがあなたの赤ちゃんのためにもよいことなのです。

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