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 輝きびと Interview:31
くま経プレス 2013年1月 vol.276
50周年事業を次世代会員へのメッセージに
熊本商工会議所女性会 会長
西村 まりこ さん
女性経営者ら55人の会員を抱え、経営支援活動や社会貢献事業などを行う熊本商工会議所女性会。1月21日には創設50周年を迎え、記念式典とともに女優の松田美由紀さんを招いた講演会などを予定している。同イベントを「歴代会員に敬意を表しつつ、次世代の会員達へのメッセージにしたい」と話す会長の西村まりこさんに、女性会への思いなどを聞いた。

にしむら まりこ/1953(昭和28)年3月27日生まれ、59歳。熊本市辛島町出身。熊本高校―日本女子大卒。2005年4月女性会入会、2011年7月から会長。不動産業・樺Cグループ(同市中央区辛島町)取締役専務。趣味は登山。三女の母。
―女性会の活動内容は。
西村 健康、エネルギー問題など多岐にわたるテーマで毎月勉強会を開いています。また全国の女性会組織との連携事業などを行っており、近年は東北支援、エコ、起業家支援、子育て支援、オリンピック招致などを目標に掲げて活動しています。その中の一つが2006年から10年に実施した女性起業家を表彰する企画「輝女(テルージョ)」です。また2012年の50周年事業では子育て支援として「マイお箸づくり教室」や、和の作法を学ぶことなどをコンテンツとしたイベント「和ゴコロ塾」を開催しましたよ。生みの苦しみは確かにありましたが、会員皆で何かをやり遂げるという楽しさでやってこられました。いずれは、例えば毎年約3千人規模で催されている女性会全国大会を熊本に招致できるような、そんなパワーを持った組織にしたいですね。

―入会からこれまでを振り返った感想は。
西村 2005年に入会し8年目になりますが、入会間もない頃に女性会の全国大会に参加して他地域の方々のパワフルさに圧倒され、「熊本はこのままじゃいかん」と危機感を抱いたことを思い出します。私自身どちらかというと内気な性格だったのですが、オンとオフを切り替えて活動に力を注ぐようになりました。

―今後の方針を。
西村 女性は組織だからつながっているというより、個人が共感し合っているからこそつながっているという印象を受けています。ですから、大型バスのように運転手がすべての行き先を決めていくというより、カヌーのように全員で漕ぎ進むという方が良いと思います。一緒に汗を流してくれる人は会員として長続きしますし、そのような人が増えれば大きなパワーを生み出します。1月に予定している記念式典にはそういった次世代の会員に対するメッセージを込め、松田美由紀さんに講演をお願いすることにしました。歴代会員の皆さまにも敬意を表すため、盛大な会にしたいですね。
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