${HeadTitle}|くまもと経済
くま経プレス
もどる ホーム
 Human 輝きびと
くま経プレス 2013年9月 vol.284
熊本市繁華街の愛称を「城まち」に決定
熊本市社交飲食業組合理事長
中島ヒロ子さん
 スナックやラウンジ、飲食店などで組織する熊本市社交飲食業組合(組合員数400人)は、同市上通から下通、新市街と続く繁華街の愛称を「城まち」に決め、合わせてロゴマークを制作した。「今後はただ漠然と『まち』『市内』と呼ぶのではなく、観光客や市民に親しまれるよう イベントなどを通して定着させたい」と意気込む中島ヒロ子理事長に、「城まち」への想いを聞いた。

なかしま ひろこ/下益城郡松橋町(現宇城市松橋町)生まれ。熊本市中央区花畑町のラウンジ・ホワイトロマン代表。2009年6月理事長に就任し、現在3期目。熊本県社交飲食業生活衛生同業組合理事長(県内7支部、組合員数700人)を兼務。2009年、法律に基づいた店舗営業に貢献した功績が評価され、厚生労働大臣表彰を受賞した。
−繁華街の愛称が「城まち」に決まりましたね。

中島 熊本市中心部は上通、下通、新市街というアーケード沿いに多くの通りがあり、様々な業種の店舗が軒を連ねています。しかし、景気の悪化などを背景にかつてのようなにぎわいがなくなっており、熊本市の政令市移行や九州新幹線の全線開業を機に、市中心部の元気を回復するためにも何かアクションを起こさなければと考えていました。
 皆さんもご存知のように、博多といえば中洲、鹿児島といえば天文館のように、各県の中心市街地にはシンボルとなるような愛称が付いていますが、これまで熊本にはありませんでした。それで熊本の繁華街にも愛称を付けようと、厚生労働省の補助事業の認可もいただき、全国から愛称を公募しました。「城まち」が市民や観光客に親しまれ、中心市街地や県内社交業界の活性化に貢献できるよう、定着させていきたいと考えています。

−応募の結果、「城まち」に決定された理由は。

中島 熊本県や熊本市をはじめ、県内各団体と連携し、インターネットなどのメディアも活用してネーミングを公募した結果、全国から約3千通の応募がありました。この中から、「くまモン街」や「華街」など7つに絞り込み、最終的に城下町くまもとのイメージと分かりやすさを合わせ持つネーミングとして、「城まち」に決めました。

−「城まち」を広める活動やイベントの計画は。

中島 「城まち」のロゴを入れた観光ナイトマップを制作し、阿蘇くまもと空港からのリムジンバスや熊本市タクシー協会のご協力で市内の全タクシーに設置する予定です。また、熊本コンベンション協会からも心強いご支援をいただいていますので、行政とも連携し各種イベントなどで「城まち」の愛称を広くPRしていきたいと考えています。市民の方もぜひ、これからは『まち』『市内』と呼ぶのではなく、「城まちに行こう」という感じで、親しみをもって呼んでいただきたいですね。
Copyright (C) 2006 kumamoto keizai. All rights reserved.