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くま経プレス 2014年1月 vol.288
ダイエー熊本下通店跡に複合商業ビルが計画

熊本市の中心商店街・下通り沿いに位置する「ダイエー熊本下通店」と隣接する「櫻井總本店」(右奥)
 2013年12月、熊本市の中心街・下通沿いにある「ダイエー熊本下通店」と、隣接する「櫻井總本店」の跡地に、2016年中の開業を目指し、複合商業ビルの共同建設計画が発表された。また、熊本都市圏では菊陽町や宇土市で複合商業施設がオープン。熊本市内でもイズミやイオンの店舗が相次いで出店するなど流通戦争の様相を呈しており、目が離せない状況になっている。

宇土市での「クロス21」開業セレモニーのテープカットの模
2016年中の開業目指す

 不動産デベロッパーの(株)南栄開発(熊本市東区尾ノ上1丁目、斉藤忠社長)は、2014年5月11日に閉店するダイエー熊本下通店(同市中央区下通1丁目)の跡地を取得、隣接する櫻井總本店と共同で複合商業ビルを建設する。11月末に(株)ダイエーと売買契約を締結しており、2014年5月30日の所有権移転を受け解体に着手、2016年中の開業を目指す。テナントは地階にダイエーの食品スーパーが入居し、1〜4階までは商業施設、5階以上は事務所スペースになる見通し。
 一方、熊本都市圏の郊外に目を向けると菊陽町津久礼の国道57号沿いに「HIヒロセ」や「ドン・キホーテ」などを核テナントとした「菊陽町商業施設(仮称)」が11月から順次オープンしている。さらに宇土市水町の国道3号沿いには、イオン系スーパー「マックスバリュ」、「ケーズデンキ」などを中心とした複合商業施設「クロス21UTO」が11月21日オープンした。

イオンVSイズミの競争激化  

 県内流通業界でイオンVSイズミの構図が、より鮮明になってきた。熊本市内では西区田崎で道1本を挟みイズミの「youmeマート田崎」とイオンの「イオンタウン田崎(仮称)」が“対峙”する格好でイズミが一歩先にオープン。中央区大江のJT工場跡地でもイズミが「ゆめタウン大江(仮称)」を建設している。郊外でもイズミは玉名市に「ゆめタウン玉名」をオープンしたほか、宇城市や益城町でも相次いで出店を計画をしている。2014年以降も両者による顧客争奪戦が繰り広げられそうだ。 
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