「一日一走一汗」で
全国大会3度目の準優勝
熊本市立千原台高等学校 陸上競技部監督
志水 貢一さん
昨年12月23日、京都で開かれた全国高校駅伝競走で9年ぶり3回目の準優勝を果たした熊本市立千原台高校(熊本市島崎2丁目)。2月3日には多くの関係者が熊本全日空ホテルニュースカイに集まり、「女子第19回全国高等学校駅伝競走大会準優勝報告会 感謝の集い」が開催された。開会式当日まで「優勝の可能性ももしかしたら…と思っていた」という同高校陸上競技部の志水貢一監督にインタビューした。
ー昨年12月の全国高校女子駅伝で準優勝されましたが、振り返られて?
志水 昨年の9月以降、選手たちが確実に成長し、開会式当日までもしかしたら優勝の可能性もあるかなと思っていましたが、やはり優勝校との総合力の差が最後に出たと思います。
ーメンバー編成について、1年生も含まれていましたね?
志水 女子の部員は13人いましたが、その中で3年生が1区の江藤と3区の濱崎、2年生が2区の井上と4区の藤村、そして5区の池田が1年生という編成でした。江藤と濱崎は卒業後、それぞれ三井住友海上保険、ダイハツと実業団に就職。井上は新年度のキャプテンにも決まり、「頑張ろう」という気持ちになっています。
ー生徒たちを指導される点でのモットーを教えて下さい。
志水 「一日一走一汗(いちにちいっそういっかん)」と言い続けています。長距離走の場合、一日練習を休むと自分に分かる、二日休むと仲間に分かる、三日休むと見ている人にわかるということです。走ることを通して一日一回は、充実感のあるいい汗をかこうといっています。きついかもしれませんが、走ることを楽しみ、汗をかくということです。もちろん生徒たちの体調管理には十分気を配ることは当たり前です。
ー悲願の全国大会優勝に向けての抱負をお願いします。
志水 メンバー編成などは今春入学する新人生も含めて、成長をみながら考えていきます。個人が出場するインターハイや国体などで一人でも多くの選手が常に上位にくるようにレベルを高くしたいですね。長距離走は遺伝や素質もありますが、それ以上に努力することが大事です。道程は大変ですが、大事な選手ばかりですので、目標設定をしっかり持たせ、走ることを好きになってもらえれば、全国大会の優勝も可能だと思います。
ーありがとうございました。
|