トップ 経済ニュース
経済ニュースEconomic News
熊本に特化した転職支援サービス、求人情報 | リージョナルキャリア熊本

天草市のブリミーと福吉魚類に投資
 肥後銀行と肥銀キャピタル マグロ養殖を支援

肥後銀行と肥銀キャピタル梶i野作和宏社長)が運営する「地域活性化ファンド」はこのほど、天草市楠浦町の水産物加工業・潟uリミー(濱忠臣社長)とその関連会社の養殖業・福吉魚類梶i濱隆博社長)に投資を実行した。
同社グループは20年以上にわたりブリ養殖を手掛けており、2007年に近畿大水産研究所(和歌山県)からクロマグロの完全養殖稚魚の提供を受け、クロマグロの養殖事業もスタート。2〜3年の生育期間を経て09年から米国などに試験的に出荷している。近年、天然マグロの漁獲規制により完全養殖マグロへのニーズが高まっていることから、養殖事業に必要な運転資金や既存設備の更新にかかる資金を支援しようと、合計7800万円を出資した。なお両社には、潟hーガン・インベストメンツ(福岡市中央区、森大介社長)が運営するチャレンジ九州・中小企業がんばれファンドも計4800万円を出資している。
ブリミーは1988(昭和63)年設立、資本金は1600万円。ブリ・マグロの養殖販売、マダイ・魚藻類加工販売・輸出、水産魚養殖技術の開発を行っている。福吉魚類はブリミーの子会社で、資本金は2千万円。魚類の養殖と鮮魚販売を行っている。

フンドーダイにも1億円投資

また地域活性化ファンドはこのほど、熊本市楠野町のフンドーダイ(大久保太郎社長)にも1億円を投資した。投資形態は普通社債引き受け。
同社は県内他社製品の中国市場への橋渡しを行うなど、県内食品業界の活性化に取り組んでおり、商品開発や中国事業の強化を支援するため投資したという。
地域活性化ファンドは、県内企業に対し資金の提供と投資・経営面のコンサルティングを行い、企業価値向上の支援を目的に組成しているファンド。昨年3月に医療法人CCR(せんだメディカルクリニック)のメディカルサービス法人・潟宴~ティエ(熊本市島崎1丁目、千田佳奈子社長)に初めて投資しており、合計3件に投資している。
(佐藤奈)
週刊経済:2010年2月9日発行 No.1560

関連記事

powered by weblio



「くまもと経済」は昭和46年の創刊以来、『熊本』に密着した独自の特集記事や企業ニュース、人物 インタビューなど、毎号200以上の企業・団体の発展的な経済情報を掲載。業界や特定企業の動向を知る情報源として、また、事業展開のための情報・資料として、熊本のビジネスシーンで広く活用されています。

定価:1,931円/年間購読:19,500円

購読のお申込みはこちらから