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熊大医学部と「線維筋痛症」の共同研究
 スガ歯科医院の菅院長 咬合不全との因果関係解明へ

スガ歯科医院(熊本市水道町)の菅健一院長(59歳)はこのほど、熊本大学医学部と「線維筋痛症」の共同研究を始めた。
同大医学部発達小児科の友田明美准教授と共同研究を行う。「線維筋痛症」は、全身あるいは局所に激しい痛みが起こる病気。原因不明で、血液検査やMRIなどでも異常がみつからないなどの特徴があり、推定患者数は全国で200万人以上いるとされる。共同研究で、原因の1つと考えられる顎(がく)関節症などの咬合(こうごう)不全との因果関係の解明を目指す。研究期間は来年3月までの1年間。現在、同院で治療中の線維筋痛症患者に対し、光トポグラフィー(脳機能のマッピングを行う機器)などを使い、脳血流や脳代謝の観点から線維筋痛症と咬合不全の関係を科学的に分析する。
菅院長は「当院のこれまでの臨床で、顎関節症などの治療に取り組むことで線維筋痛症の症状が改善される症例が数多く確認されている。明確な診断基準もなく原因不明、治療法不明の難病。光が見えない患者さんや家族の手助けをしたい」と話している。 (柳川)

週刊経済:2010年5月11日発行 No.1572

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