地上１２階地下１階建て東病棟が完成
　熊大医学部付属病院　２１日から利用開始

熊本大学医学部付属病院（熊本市本荘１丁目、猪股裕紀洋院長）はこのほど、敷地内に建設していた地上１２階地下１階建て東病棟を完成させた。９月２１日から利用を始める。
場所は同大学本荘キャンパス北地区の臨床講義棟跡地。２００２年に新築した西病棟と一体化して整備したもので、０７年１１月に着工した。規模は鉄骨鉄筋コンクリート造り地上１２階地下１階建て、延べ床面積は約２万�u。免震装置を備え、災害拠点病院としての機能を強化する。
この東病棟の完成に合わせ、既設の西病棟診療科病床の配置を見直し、西・東病棟の関連診療科が連携した「フロアーセンター化」を図った。フロア構成は地下１階がベッド管理センターなど、１階が薬剤部と管理サービス部門、２階が整形外科、３階が消化器内科、４階が消化器外科、５階が循環器内科とＣＣＵ（冠状動脈疾患管理室）、６階が心臓血管外科とＨＣＵ（準集中治療室）、７階が婦人科と乳腺内分泌外科、８階が小児外科・移植外科と小児科・発達小児科、共通（放射線治療科）、緩和ケア病床、９階が眼科と糖尿病センター、１０階が歯科口腔（こうくう）外科と泌尿器科、１１階が呼吸器内科と呼吸器外科、１２階が院内学級と多目的ホール、ライブラリーインフォメーション。病床数は４３３床。  （佐藤奈）