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プラ・古紙専用処理施設と事務所などが完成
 永野商店 一般廃棄物処分業許可を取得

資源回収業、廃棄物処理業の渇i野商店(熊本市室園町、永野正男社長)が計画していたプラスチック・古紙専用処理施設と本社事務所などがこのほど完成、それに伴い10月4日付で一般廃棄物処分業の許可を取得した。
場所は国道3号沿いの竜山内科リハビリテーション病院北側。2800uの敷地内にプラスチック・古紙類専用の処理施設、機密文書処理施設、本社事務所を建設した。プラスチック・古紙類専用の処理施設は鉄骨造り平屋建て、フロア面積は以前の1・7倍となる約990u。同施設内にはベーラーと呼ばれる大型圧縮機を1基、選別ラインコンベアを1式取り入れ8月上旬から稼働を開始している。新たに導入したベーラーの処理能力は1日8時間稼働で約220トン、以前の約3倍となる。機密文書処理施設は鉄骨造り平屋建て、フロア面積は110u。ドイツ製の機密文書処理破砕機を1基導入し10月上旬に完成、すでに稼働を開始しており1日8時間稼働で約18トンの機密文書を破砕する。2工場では、防音効果のあるALC外壁を使用し周囲に配慮する。
また本社事務所は旧事務所の東側に新設。本社事務所は鉄骨造り2階建て、延べ床面積は126u。1階は事務所、2階は応接室兼会議室として利用する。総事業費は約2億5千万円。
同社は本社工場完成に伴い10月4日付で一般廃棄物処分業の許可を取得。今後は産業廃棄物処理業に加え、一般廃棄物処理業にも業務を広げる。
 
北部事業所に廃棄飲料用処理機など4基を導入

また同社はこのほど、熊本市四方寄町の北部事業所に4基の処理機材を導入した。
導入機材は中身が入ったアルミ・スチール缶やペットボトルを処理できる廃棄飲料用処理機を2基、スチール缶専用のプレス機、金属プレス機の計4基。同事業所でも一般廃棄物処分業許可を取得し業務を行う。
永野社長は「以前の工場は40年近く経過していたので一つの区切りとして本社工場の建設に至った。今後も環境に配慮した処理施設として運営していきたい」と話している。 (加藤)

週刊経済:2010年10月19日発行 No.1594

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