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セミコンテクノ内に有機EL照明パネル量産工場
 イー・エル・テクノ 14年までに80人体制に

福岡市の有機EL照明パネル製造販売・潟Cー・エル・テクノ(米田清社長)は10月、合志市福原のセミコンテクノパーク内に同パネルの量産工場を開設する。総投資額は15億円。有機EL照明パネルの量産施設としては九州で初めての立地。1月12日に県および合志市と立地協定を結んだ。
有機EL照明は、電圧をかけると光る有機材を光源とする照明。面発光でスペクトルが太陽光に近い、フレキシブルに曲げられる、白熱灯より電力効率が高い―などの特徴があり、LED照明と並ぶ低炭素型次世代照明として市場拡大が見込まれているため、世界に先駆けて実用化・量産化することでトップメーカーを目指すという。
工場はセミコンテクノ内の半導体関連メーカーの工場を賃借、クリーンルームの改装や付帯設備の設置などを行う。敷地面積は5377u、床面積は1196u。有機EL照明パネルを棚下用照明パネルとして商品化し、免税店や高級ブティックなどの店舗に売り込む計画。将来的には住宅やオフィス向けも手がけ、市場拡大を目指す。
2012年1月から商品出荷する計画。当初32センチ四方の基盤で月産3600枚を製造、2014年のフル稼働時には1万8千枚に伸ばす。2015年にはラインの増設も計画している。出荷額は初年度5億円、3年後に20億円を目指す。従業員はフル稼働時までに80人程度にする予定で、うち70人程度を今後地元で採用するという。
調印式の席上、米田社長は「熊本県では次世代の技術基盤として有機薄膜技術の育成に力を入れられ、条件的に整備されているいうことで工場の立地を決めた。有機EL照明は太陽光に近い性質を持つため、化粧品や衣料品など色合いを重視する店舗に棚下用照明パネルとしてまずは売り込み、順次一般照明にも参入していきたい」と話している。
同社は三洋電機やコダックの有機ELの元技術者らが2010年4月に立ち上げたベンチャー企業で、資本金は5155万円。従業員は7人。 (佐藤奈)
週刊経済:2011年1月18日発行 No.1606

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