トップ 経済ニュース
経済ニュースEconomic News
熊本に特化した転職支援サービス、求人情報 | リージョナルキャリア熊本

管理棟1階に移植医療センターを設置
 熊大医学部付属病院 センター長には猪股院長

熊本大学医学部付属病院(熊本市本荘1丁目、猪股裕紀洋院長)は4月1日、同院管理棟1階に移植医療センターを設置した。センター長には猪股裕紀洋院長が就いた。
同センターにはセンター長、教員、病理医、レシピエント(移植手術を受ける者)コーディネーター(看護師)、薬剤師、検査技師、ソーシャルワーカー各1人を配置し、レシピエントコーディネーターと教員が常駐する。業務内容は免疫抑制療法、免疫抑制に伴う感染症対策、拒絶反応の病理診断、移植臓器補助のための各種人工臓器や血液浄化療法への対応、術前状態からの円滑な回復のためのリハビリテーションなどの臓器移植の周術期(移植手術前後)管理、病院内外の関連部門または部署との連携に係るアレンジ、レシピエントの移植登録業務、レシピエントおよび生体ドナーの心理的サポートなど臓器移植に関するコーディネートなど。また、同センターに関わる診療科などの医師、そのほかレシピエントコーディネーターや薬剤師などの教育も行う。
同センターは文部科学省の2012年度特別経費の予算採択を受け設置した。特別経費は今年度から3年間で合計2億1千万円になる。特別経費は今後、検査機器の整備などに使用していく。
猪股院長は「従来まで診療科ごとに行っていた移植医療だが、病院全体で一元的に把握、管理することで、術前評価や術後管理の標準化、医療のレベル向上と患者サービスの均一化や安定化を図ることができ、継続的に術後フォロー体制を確立することができる。この体制を基礎として移植後続発する病症、生活習慣病などへの対策を強化し、1年以上長期経過後の移植肝不全例などを半減させることが期待できる」と話している。 (加藤)
週刊経済:2011年4月5日発行 No.1617

関連記事

powered by weblio


タイトル 発行
屋上に太陽光パネルを設置  平成会藤枝医院 年間約3万キロを発電 2011年4月19日発行 No.1619
菊陽町に住宅の総合展示場完成  カシマホーム 総事業費は8千万円 2011年4月19日発行 No.1619
企画部長に浜崎康博・博多南郵便局長  郵便局九州支社 4月1日付 2011年4月19日発行 No.1619
総務部長に龍芳成・集配輸送部長  郵便事業九州支社 4月1日付 2011年4月19日発行 No.1619
保田窪5丁目に理容室をオープン  熊本市の栗焼勉さん 店名は「D・R」 2011年4月19日発行 No.1619
積極性、意欲、コミュニケーション能力を重視  11年度採用選考評価基準 県内132社集計 2011年4月19日発行 No.1619
胃部検診車、胸部検診車を1台ずつ更新  県総合保健センター デジタルX線装置など搭載 2011年4月19日発行 No.1619
からしれんこんを使った肉まんを発売  小田商店 フレスタ熊本西館の店舗で販売 2011年4月19日発行 No.1619
阿蘇外輪山に1万2千本を植樹   肥後銀と肥後の水とみどりの愛護基金 900人参加 2011年4月19日発行 No.1619
基礎断熱工法「タイト・モールド」の販売施工を開始  宇佐美工業 年間で80棟の受注を目指す 2011年4月19日発行 No.1619
熊本の経済を知るなら 月刊誌「くまもと経済」

「くまもと経済」は昭和46年の創刊以来、『熊本』に密着した独自の特集記事や企業ニュース、人物 インタビューなど、毎号200以上の企業・団体の発展的な経済情報を掲載。業界や特定企業の動向を知る情報源として、また、事業展開のための情報・資料として、熊本のビジネスシーンで広く活用されています。

定価:1,931円/年間購読:19,500円

購読のお申込みはこちらから