トップ 経済ニュース
経済ニュースEconomic News
福岡大学同窓会有信会熊本支部創立50周年 2025年10月22日(水)総会18時30分から 熊本ホテルキャッスル 熊本支部公式LINE 登録はこちらをクリック
熊本に特化した転職支援サービス、求人情報 | リージョナルキャリア熊本

太陽電池搭載農業用ハウスの実証評価を開始
 東京エレクトロン 木之内農園、東海大農学部と

半導体製造装置・フラットパネルディスプレイ製造装置製造の東京エレクトロン梶i東京都港区、竹中博司社長)は、許リ之内農園(南阿蘇村立野、木之内均会長)東海大学農学部(同村河陽、村田達郎学部長)と共同で太陽電池搭載農業用ハウスの実証評価に取り組んでいる。
木之内農園のイチゴ栽培用農業ハウスに、光透過型薄膜シリコン太陽電池モジュールを搭載。透過光の下での植物(イチゴ)の生育について、3者で共同評価を行っているもの。太陽光発電の農業・施設園芸分野への導入に向けた基礎データの収集・蓄積、また、普及に向けての課題抽出などを目指す。実証評価に採用している光透過型太陽電池は紫外線を主に発電に利用、赤外線を透過させ主に植物の光合成に利用する。1枚あたりの最大出力は85W、実証評価のために48枚を設置し、パネルの有・無、設置間隔に40cmほどの隙間を設けた3つの評価レイアウトで、太陽光パネルを透過した光が植物に与える影響についての評価・検証を実施している。昨年10月にパネルを設置、12月から発電を開始しており、今年6月までを生育1次評価期間に設定。データを分析し、状況を見ながら今年秋頃から生育2次評価を実施する計画となっている。
東京エレクトロン鰍フ佐藤潔副会長は「太陽光発電モジュール製造装置の製造も一部自社で手掛けており、今回の実証評価に取り組むことにした。エネルギーと食という分野は、社会的ニーズの高いこれからの事業分野だと考えている。半導体製造装置、液晶パネル製造装置の製造で培った当社の技術力をいかしたい」と話している。(柳川)
週刊経済:2011年5月17日発行 No.1622

関連記事

powered by weblio



「くまもと経済」は昭和46年の創刊以来、『熊本』に密着した独自の特集記事や企業ニュース、人物 インタビューなど、毎号200以上の企業・団体の発展的な経済情報を掲載。業界や特定企業の動向を知る情報源として、また、事業展開のための情報・資料として、熊本のビジネスシーンで広く活用されています。

定価:1,931円/年間購読:19,500円

購読のお申込みはこちらから