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51億7千万円かけ有明事業所を生産増強
 ユニバーサル造船 国内最大級のクレーン増設

ユニバーサル造船梶i川崎市幸区、三島愼次郎社長)は、51億7千万円かけ長洲町有明の有明事業所を生産増強する。来年11月にフル稼働する計画。5月12日に県の立会いの下、長洲町と立地協定に調印した。
同社は30万トン級の超大型原油タンカーやばら積み船などを製造。昨今は中国や韓国の造船会社との競争が激化していることから、大型投資で生産性を向上させ、コスト競争力を高める。今回の設備投資では国内最大級となる1200トンゴライアスクレーンを2基増設。既設の700トンクレーンと合わせ4基体制にする。併せて、老朽化している設備の更新も図る。これらの増設やリニューアルにより生産性は現在より20%向上する見通し。従業員は70人を新規雇用、退職者と差し引き60人増員する。
調印式の席上、水谷和時有明事業所長は「今回のゴライアスクレーン増設で国内トップクラスの生産体制が整い、年間1隻相当の生産力向上が実現できる。また、燃費が良く環境対策を施した『省エネ船』の製造に力を入れるなどして、国際的な競争力を高めたい」と話している。
同社は2002年10月に日本鋼管鰍ニ日立造船鰍フ船舶・海洋部門が統合し発足。資本金は250億円。有明事業所のほか舞鶴、京浜、因島、津の4事業所を持つ。有明事業所は1973年に日立造船有明工場として操業を開始。従業員数は約1900人で、うち同社社員が1千人、子会社社員が200人、協力会社社員が700人。2009年から今年にかけ塗装工場増設など生産増強にも取り組んでいる。 (佐藤奈)
週刊経済:2011年5月17日発行 No.1622

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