３月期売上高は１５・７％減の５億９００万円
　トランスジェニック　１１年度は黒字化見込む

バイオベンチャーの�潟gランスジェニック（熊本市南熊本３丁目、福永健司社長）の２０１１年３月期決算（連結）は、売上高が前期比１５・７％減の５億９００万円、経常損益は１億４４００万円の赤字（前期は３億８９００万円の赤字）だった。
遺伝子破壊マウス事業と抗体事業、試薬販売事業すべてにおいて前年より売り上げを伸ばしたが、果実堂との連結解消により減収となった。一方、研究開発部門および管理部門の業務効率化で経常赤字を大きく縮小している。また、連結子会社・�潟vライミューンの株式を保守的に評価し、のれんの一括償却額１億６５００万円を特別損失に計上。当期純損失は２億１５００万円の赤字（前期は５億７９００万円の赤字）となった。
２０１２年３月期については、売上高は３８・６％増の７億５００万円、経常損益は１５００万円の黒字、当期純利益は１千万円の黒字を予想している。 （佐藤奈）