公益財団法人「くまもと地下水財団」が発足
 　熊本地下水基金など３組織　理事長に幸山熊本市長

地下水保全に取組んできた財団法人熊本地下水基金（理事長　幸山政史熊本市長）、熊本地域地下水保全対策会議（議長　蒲島郁夫県知事）、熊本地域地下水保全活用協議会（会長　幸山市長）の３組織が統合し、４月１日に公益財団法人「くまもと地下水財団」が発足した。理事長には幸山政史熊本市長が就任した。
４月２日に熊本市役所で開かれた開所式では、理事長の幸山政史市長が、「地下水は熊本の誇れる宝であり、次の世代に残すため、地水を共有する熊本地域の住民、事業者、行政が一体となって保全に取り組む『くまもと地下水財団』が発足することは大変意義のあるもの。６人という少人数での発足ではあるが、重要な職責であることを忘れず、業務に励んでもらいたい」と職員に訓示した。事務所は熊本市庁舎内に置いている。
初年度の２０１２年度は地下水の流動等のメカニズムを把握する調査研究を始め、水質・水量、啓発等の４つの公益目的事業を実施する。 （櫻木）