マークスの新工場に太陽光パネルを設置
　アイティーエス　屋根を２０年賃借　

�潟Aイティーエス（熊本市北区大窪２丁目、岩本好史社長）はこのほど、ユニホームのマーク・刺繍加工を手がける�潟}ークス（熊本市北区貢町、田中博社長）本社に隣接する新工場の屋上に太陽光パネルを設置した。
独自に制度設計を進めてきたというルーフリース（屋根貸し）事業の適用第１号。同社が建物の屋上を賃借し、太陽光パネル２１６枚計約５０ｋｗを設置、全量売電する。売電開始は９月の予定。総事業費は約２千万円。屋根賃料は月当たり３万５千円の２０年契約。１２年程度での原価償却を見込む。パネルの取り付けは屋根に穴を開けないハゼ式折板屋根直付け工法を採用し、設置による重量負荷や雨漏りリスクに配慮した。マークス側は、初期投資ゼロで固定収入の確保、空調コスト削減効果、地球環境に配慮する企業イメージの定着などのメリットを享受できたという。制度設計にはアストモスエネルギー九州支店、長州産業、Ｔ＆Ｄリースが協力。契約書などの事業スキームは公開する方針。
岩本社長は「ルーフリース事業は明るい未来に向けた投資ととらえている。エネファームの普及拡大にもつながれば。すべてのエネルギーを扱うエキスパートとして、ベストな商品、モデルを提案していきたい」と話している。
同社は石油製品、プロパンガス卸小売、空調機器販売、管・電気工事業、ギフト販売などを展開。関連会社には（資）岩本商店（熊本市北区徳王２丁目、同代表社員）、�鰍｢わもと（菊陽町原水、同社長）がある。（中原）