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地面に足場を設けない建物外装工事の新工法
 九州ビソー 工法名は「養生ステージシステム」

建築物内外装メンテナンスの葛繽Bビソー(熊本市南区城南町、成松弘己社長)は、地面に足場を設けずに建物外装工事を行う新工法での施工を本格的に開始した。工法名は「養生ステージ(架台)システム」。
同工法は、地面より高い位置につり架台を設置し、建物上部からつり下げたゴンドラで作業を行うもの。施工現場に面した駐車場や建物の出入り口などが通常通り使用できるよう架台を地上より約3メートル高くする点が特長。塗料の飛散や工具などの落下を防止するために外壁面を覆う養生ネットは、居住性を損なわないよう透過性を高めたものを使用する。また、ゴンドラはモノレール方式でつり下げるため上下移動のほか横移動も可能になり、左右へのゴンドラ移設作業が不要になる。そのため工期が短縮でき、コスト低減のメリットがあるという。
同社は、1人乗り用から7m幅まで6タイプのゴンドラを保有。同システムを設置・レンタルするほか、自社施工も実施する。現在、同市中央区南熊本の南熊本駅前通り沿いと、同市東区月出の県立大通り沿いにあるマンションの外壁工事に同工法を導入している。今後、マンションやオフィスビル、テナントビルなどを手掛けるゼネコンや工務店、塗装・防水・配管工事等の施工業者、ビル管理会社などへのPRを強化。県内を中心に南九州一円に施工範囲を広げていく考え。成松社長は「外壁工事に際し、現場周辺の利便性確保や防犯対策、景観保持などといった需要が高まっている。当工法での施工拡大を積極的に推進したい」と話している。
同社は1981(昭和56)年4月創業、90(平成2)年3月設立。資本金は1千万円。外壁・看板クリーニングや防水・塗装など外壁工事全般をメーンに、店舗・オフィスメンテナンス、ビル管理のほか、亡くなった人の遺品整理や、高齢者住宅・墓・空き家等の清掃管理なども行っている。従業員は社員・パート含め30人。 (岩屋)
週刊経済:2013年8月6日発行 No.1735

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