御船町の白岩産業団地に物流センター
　広島県のシモハナ物流　来年４月に開設

広島県坂町の一般貨物自動車運送事業・シモハナ物流�梶i下花実社長）は、御船町辺田見の白岩産業団地内に物流センターを建設する。投資額は４億円。９月に着工し、来年４月に稼働する予定。
同社は関東から西日本全域で主に食品の物流を手がけており、九州では福岡県久山町や佐賀県鳥栖市などに拠点を持つ。福岡から熊本への物流需要が増えていることから拠点を設け、今後は県内での顧客開拓も目指す。新設する物流センターの敷地面積は６９８７�u。建物は平屋建て、床面積は１８４２�uで、常温と冷蔵、冷凍の温度帯の倉庫を設置。福岡などから配送されてきた食品を仕分けし、県内のコンビニやスーパー、飲食店などに配送する。トラックは７〜８台でスタートし、３年後をめどに自社で１５台、協力会社を含めると２０台体制にする計画だという。従業員は２５人を新規雇用する。
同社では「近隣にインターチェンジが開設され、将来的には九州横断自動車道で延岡方面にもつながるなど、立地に恵まれているため嘉島町への拠点開設を決めた。将来的には鹿児島進出も視野に、営業エリアを広げる足がかりとしたい」と話している。
同社は１９５５年２月設立、資本金は３千万円、従業員数は１８４７人。関東から九州に拠点をおいており、九州では福岡県久山町（２拠点）と北九州市、佐賀県鳥栖市、大分市に５拠点がある２０１３年３月期の売上高は２７７億円、今年３月期は３００億円を見込んでいる。 （佐藤奈）